東京勤務ができる半導体関連メーカー18社【年収1000万超えのアノ企業も】

「東京勤務の会社に転職したい」

「メーカーだと地方勤務が多いけど、勤務地が都内の会社ってあるの？」

「東京勤務のメリット・デメリットも知っておきたい…！」

このような疑問・悩みを解決します。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の中でも勤務地が東京にあるメーカー18社を紹介します。

具体的な勤務地や業務内容も説明するので、東京都内で働きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

東京勤務ができる半導体関連メーカー8社

さっそくですが、半導体業界の中でも勤務地が東京にあるメーカーを紹介します。

簡単に各企業の強みや特徴も解説するので、現在、半導体業界で働いていないという方は、そちらも参考にしてください。

東京精密

東京精密は、「精密位置決め技術」が強みの半導体製造装置メーカーです。

半導体製造装置事業と精密測定機器事業の2つを展開。

世界トップクラスのシェアを誇るウェーハプローバや、ダイシング装置、グラインダ、ポリッシャ、CMP装置などを開発しています。

東京精密の勤務地は、半導体製造装置が東京の八王子工場、精密測定機器が茨城県の土浦工場です。

八王子工場では、ウェーハプローバの需要拡大を受けて新棟を建設、生産力を強化しています。

ディスコ

ディスコは、半導体の後工程に強い製造装置メーカーです。

半導体製造は、シリコンウエハーに回路を形成する「前工程」と、そのウエハーをチップごとに切断してパッケージングする「後工程」にわかれます。

ディスコが開発するのは、後者の後工程で使われる装置。

ウエハーを切断するダイシングソー、薄く削るグラインダ、キレイに磨くポリッシャの3装置で世界シェア1位を誇ります。

ディスコの勤務地は、東京都大田区にある大森本社です。

社屋の12〜14階が社員寮になっており、月額1〜2万円で住むことができます。

また、ビル内にはジムやプール、ヨガスタジオ、音楽室、室内ゴルフ練習場、などが併設されており、福利厚生として自由に利用できるのも魅力です。

テセック

テセックは、東京都東大和市に本社を置く半導体検査装置メーカーです。

半導体の電気特性を測定するテスタと、テスタの測定結果から半導体を自動的に分類・選別するハンドラを開発。

微細化が進んでいる現在において、半導体の最終検査（ファイナルテスト）を担うテスタ・ハンドラの役割は重要度を増しています。

テセックの勤務地は、本社のある東京都東大和市と長野県の伊那事業所です。

東大和市は、都心部へのアクセスと自然のバランスがちょうど良く、子育てしやすい街として知られています。

栗田工業

栗田工業は、水処理装置、および水処理薬品などを開発する大手メーカーです。

具体的には、半導体製造に欠かせない超純水（塩類や有機物などを取り除いた超高純度の水）を提供しています。

栗田工業の主な勤務地は、東京都中野区にある本社および、三鷹市にあるエンジニアリングセンター、昭島市の研究所です。

福利厚生も充実しており、借り上げ寮の家賃は光熱費込みで8,000円と、かなりお得に暮らせます。

ADEKA

ADEKAは、半導体材料を開発する化学メーカーです。

食品、化粧品、医薬品、電子材料まで、幅広く手掛けています。

電子材料では、半導体の前工程で使う高純度エッチングガスを製造。

半導体分野は営業利益率30%以上と高く、ADEKAの稼ぎ頭の1つです。

ADEKAの勤務地は、各地の工場・研究所です。

半導体材料を開発する電子材料事業は、東京都荒川区にある尾久中央開発研究所、および埼玉県にある久喜開発研究所となっているので、東京もしくは埼玉勤務になります。

ルネサスエレクトロニクス

ルネサスエレクトロニクスは、2022年売上高で国内1位の半導体メーカーです。

とくに車載向けに強く、自動車の制御に使われる車載マイコンでは世界シェア1位。

車載半導体は、自動運転やEV向け今後も需要が伸びると言われており、日本が強い分野の1つでもあります。

ルネサスエレクトロニクスの勤務地は、東京・群馬・茨城の関東がメインです。

東京勤務の場合は、小平市にある武蔵事業所になります。

メガチップス

メガチップスは、システムLSIを開発する半導体メーカーです。

工場を持たないファブレス企業で、有名所では、任天堂ゲーム機向けのシステムLSI・マスクROM開発を担当しています。

メガチップスの本社は大阪府ですが、東京にも事業所・開発センターがあり東京勤務ができる会社。

2022年の平均年収は939万円、残業17.3時間/月と待遇も良く、福利厚生も充実しているので働きやすい環境です。

ザインエレクトロニクス

ザインエレクトロニクスも同じく、半導体のファブレスメーカーです。

アナログとデジタルの双方に強みを持つのが特徴で、画像処理用LSIやAI・IoT関連の機器を開発しています。

ザインエレクトロニクスの勤務地は、千代田区神田にある東京本社です。

働き方は、在宅勤務制度が整っており、実際に利用している社員も多いのが特徴と言えます。

都内勤務ができる半導体商社10選

メーカーではありませんが、東京勤務なら半導体商社も選択肢としておすすめ。

勤務地は、東京や大阪などの都市部であることが多いです。

半導体商社は、簡単に説明すると、半導体の仕入れ・販売を行うエレクトロニクス専門商社のこと。

インテルやサムスンといった半導体メーカーから製品を仕入れて、自動車メーカーや精密機器メーカーへ販売します。

また、技術サポートやカスタム品の設計・開発を行う半導体商社も多いため、技術系社員が在籍しているのも、普通の商社と異なる特徴です。

東京勤務ができる主な半導体商社としては、以下があります。

番外編：神奈川勤務ができる半導体関連メーカー

東京勤務ではないですが、番外編として、神奈川勤務ができるメーカーも紹介しておきます。

横浜や川崎なら、東京へのアクセスも良いので住むのも働くのも便利。

実は僕自身も学生時代は神奈川県に住んでおり、ちょくちょく東京へ遊びに行っていました。

鎌倉や江ノ島の方へ行けば観光地もたくさんあるので、東京にこだわりがない方なら、選択肢の1つとしておすすめです。

神奈川勤務ができる半導体関連メーカー10社

東京勤務の注意点

ここからは、東京勤務の会社へ転職する際の注意点をお伝えしておきます。

僕自身は現在、半導体製造装置メーカーで地方勤務ですが、さきほど言ったように学生時代は神奈川に住んでいました。

都会と田舎、両方住んだ経験から言える東京勤務の注意点は以下の2つ。

家賃が高い

東京と地方では物価が違うと言いますが、個人的に一番差があると感じるのは「家賃」です。

学生時代は1Rで家賃6万円のアパートに住んでいましたが、今は家賃5万円でそれより広い部屋に住んでいます。

したがって、東京勤務を希望するなら、住む場所も重要。

同じ東京でも、八王子や三鷹などの23区外なら、比較的家賃も安めです。

会社によっては、家賃補助や地域手当が出るところもあるので、そういった福利厚生があるかを確認しておくのもいいでしょう。

ちなみに、家賃以外の物価は、東京と地方であまり差は感じません。

満員電車がツラい

東京に限らず、都市部へ通勤する場合は、満員電車を覚悟しておく必要があります。

地方出身の人はわからないかもしれませんが、東京の通勤ラッシュはかなり過酷です。

僕も経験がありますが、ギュウギュウなのに駅員さんが無理やり押し込んでくるため、通勤するだけで体力を使い果たしてしまいます。

満員電車を避けたいなら、自腹で有料座席を購入するか、フレックス制度を活用して出社時間をずらしたり、在宅勤務などの制度を活用する必要があるでしょう。

東京勤務したいなら、半導体業界への転職がおすすめ

以上、東京勤務ができる半導体関連メーカー18社を紹介しました。

本サイトでは、他にも半導体業界の企業紹介や、働き方、業界動向などを解説しているので、ぜひ他の記事も見てみてください！