ニューフレアテクノロジー

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【ニューフレアテクノロジーの強みと特徴】東芝グループの半導体製造装置メーカーを徹底解説

「ニューフレアテクノロジーへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「ニューフレアテクノロジーの強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「ニューフレアテクノロジーの特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • ニューフレアテクノロジーの企業情報
  • ニューフレアテクノロジーの働き方
  • ニューフレアテクノロジーの強み・弱み
目次

ニューフレアテクノロジーの基本情報

はじめに、ニューフレアテクノロジーの基本情報は以下のとおり。

売上高434億円
営業利益62億円
営業利益率14.3%
海外売上比率87.0%
研究開発費98億円
平均年収832万円
従業員数(単独)752人
平均年齢44.1歳
勤続年数10.8年
残業時間非回答
本社神奈川
勤務地神奈川
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)22.2万円/24万円/27.3万円
採用人数10名

ニューフレアテクノロジーの特徴

ニューフレアテクノロジーの特徴

つづいて、ニューフレアテクノロジーは何の会社かを具体的に説明します。

ニューフレアテクノロジーは、東芝機械が前身となる東芝グループの半導体製造装置メーカーです。

1976年に東芝から東芝機械へ半導体製造装置事業の技術移管が行われ、その事業を継承する形で2002年にニューフレアテクノロジーが設立されました。

主力製品は、マスク描画装置・マスク検査装置・エピタキシャル成長装置の3つ。

なかでも電子ビームマスク描画装置では世界シェア90%を誇ります。

各装置のカンタンな説明は、以下のとおりです。

電子ビームマスク描画装置

ウエハー上に回路を転写する際に使われる「フォトマスク」に、微細な回路パターンを描くためのがマスク描画装置。

電子ビームマスク描画は、電子銃から発生させた電子線を用いてフォトマスク上に回路パターンを形成します。

マスク検査装置

電子ビームマスク描画装置で描画されたフォトマスクの欠陥を検査するのが、マスク検査装置です。

フォトマスクの欠陥を高速で検査し、半導体の歩留まり向上に貢献します。

エピタキシャル成長装置

エピタキシャル成長とは、シリコンウエハーやSiCウエハー上にシリコンやGaN、 SiCなどの単結晶の薄膜を成長させる技術

これに使われるのが、エピタキシャル成長装置です。

特に、SiCエピタキシャル成長装置は、次世代パワー半導体として注目されるSiC半導体に欠かせない装置となっています。

ニューフレアテクノロジーの強み

ニューフレアテクノロジーの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うニューフレアテクノロジーの強みを解説していきます。

ニューフレアテクノロジーの強み

  • 圧倒的な市場シェア
  • 将来性がある事業分野
  • 高い研究開発費率

圧倒的な市場シェア

さきほど説明したように、ニューフレアテクノロジーは電子ビームマスク描画装置で世界シェア90%と圧倒的です。

電子ビームマスク描画装置には、シングルビームとマルチビームの2種類があります。

シングルビーム機では、20nm以下の先端ノード向けで市場シェア100%。

また、2021年度から顧客に納入を開始したマルチビーム機でも、23年度にはシェア50%を計画しています。

さらに、もう1つの主力製品であるエピタキシャル成長装置でも、2021年時点で世界シェア10%。

ここから2025年には、シェア30%超を計画しているとのことです。

将来性がある事業分野

半導体の微細化は、回路パターンの線幅を細くすることで実現されます。

つまり、ニューフレアテクノロジーの開発するマスク描画装置は、今後の半導体の微細化のカギを握る重要な分野なのです。

また、マスク検査装置も同様で、フォトマスクに描画される回路パターンがより一層細かく複雑なものとなるほど、検査装置の重要性は高まっています。

さらに、エピタキシャル成長装置を使って製造される「エピタキシャルウエハ」も、先端デバイスプロセスに欠かせない重要材料です。

具体例を挙げると、パワーデバイスに多く用いられ、製品の小型化・省エネ化に貢献しています。

高い研究開発費率

ニューフレアテクノロジーの研究開発費は98億円と、売上高の22.6%を占めます。

製造業の平均が4.81%なのに対し、この数値はかなり高め。

研究開発費にお金をかければ、それだけ次世代の技術開発も進んで、さらに付加価値の高い製品が生まれ、利益も上がるという好循環が生まれます。

社員にとっても、とくにエンジニアは開発にお金をかけられるため、より自由度の高い仕事にチャレンジできるでしょう。

ニューフレアテクノロジーが向いているのはこんな人

ニューフレアテクノロジーが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、ニューフレアテクノロジーで働くのが向いているのは以下の人です。

  • 将来性がある企業で働きたい人
  • 年収を重視する人
  • ワークライフバランスを重視する人
  • 首都圏で働きたい人
  • グローバルに働きたい人

将来性

さきほど説明したように、ニューフレアテクノロジーは市場シェアが高く、将来性も期待できます。

研究開発費の割合も高いので、裁量を持って仕事に取り組めるのも魅力。

また、経済産業省が選ぶ「グローバルニッチトップ企業100選」にも選出されています。

年収

ニューフレアテクノロジーの平均年収は832万円と、半導体業界の中でも高水準。

福利厚生では、「借り上げ社宅制度」のほかに、学生時代に活用した貸与型奨学金の返済を支援する「奨学金支援」制度もあり、金銭面は手厚といえます。

福利厚生

ニューフレアテクノロジーでは、保養所・保養施設、社宅や、総合病院など東芝グループの施設を利用できます。

年間休日日数128日、有給休暇取得17.4日/年、育児休業取得率は100%と、ワークライフバランスも充実

構内には社員食堂やコンビニも完備されており、福利厚生は申し分ないといえます。

勤務地

ニューフレアテクノロジーの勤務地は神奈川県の横浜です。

駅から徒歩10分以内とアクセスも抜群で、通勤にも困りません。

半導体製造装置メーカーのエンジニアは地方勤務が多いですが、ニューフレアテクノロジーは首都圏で働きたい方におすすめです。

グローバル企業

ニューフレアテクノロジーは、海外売上比率80%以上とグローバルに事業を展開しています。

横浜本社以外に、アメリカ、韓国、台湾、ドイツ、中国に拠点があり、全社員およそ600名に対して、毎月平均85名が海外出張に行っているとのこと。

若いうちから海外経験が積めるので、グローバルに働きたい方におすすめです。

ニューフレアテクノロジーの企業研究まとめ

ニューフレアテクノロジーの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

  • ニューフレアテクノロジーは東芝機械が前身の半導体製造装置メーカー
  • マスク描画装置・マスク検査装置・エピタキシャル成長装置の3つが主力
  • 電子ビームマスク描画装置は世界シェア90%
  • 平均年収832万円
  • ワークライフバランスが充実
  • 東芝グループの福利厚生・研修制度が利用できる

以上です。

ニューフレアテクノロジーへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【ニューフレアテクノロジーの強みと特徴】東芝グループの半導体製造装置メーカーを徹底解説

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:28歳・社会人5年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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