マクニカ

マクニカの基本情報

はじめに、マクニカの基本情報は以下のとおり。

売上高	1兆293億円
営業利益	616億円
営業利益率	6.0%
海外売上比率	55%
研究開発費	3億円
設備投資費	38億円
平均年収	857万円
従業員数（単独）	2,097人
連結従業員数	3,925人
平均年齢	38.9歳
勤続年数	21.4年
残業時間	33.7時間
本社	神奈川
勤務地	神奈川、東京、大阪、など
初任給（学部卒/修士卒/博士卒）	25万円/26.2万円/26.2万円
採用人数	100名程度

マクニカの特徴

つづいて、マクニカは具体的に何の会社かを説明します。

マクニカは、半導体やセキュリティ製品、およびその関連サービスを扱う技術商社です。

具体的には、半導体メーカーから製品を仕入れて、電子機器や産業機器メーカーに販売します。

特定メーカーの製品のみを扱う半導体商社を「メーカー系」、メーカーに依存せずさまざまな製品を扱う商社を「独立系」と言いますが、マクニカは後者の独立系商社です。

独立系商社は、取り扱い商材に制限がなく多くの仕入先から最適な製品を選び販売できるのが強み。

さまざまな製品を扱える分、社員にも幅広い知識が求められます。

半導体商社では、半導体に関する専門知識が求められるため、理系社員が多く活躍しているのも特徴の1つ。

マクニカでは、社員の3人に1人が技術者で、半導体製品に関する技術的な問い合わせの対応や、製品の検証などを行っています。

マクニカの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うマクニカの強みを解説します。

マクニカの強み

国内1位の半導体商社

マクニカは、株式会社マクニカと富士エレクトロニクス株式会社が経営統合してできた会社です。

2023年現在で、半導体商社として国内首位の売上高を誇るのが強み。

グループ全体の売上高が1兆円を超え、ここ数年、右肩上がりに成長しています。

近年、半導体業界では、半導体メーカーのM&Aが増加。

すると、販売経由となる半導体商社も集約されて、仕入先を失うケースが出てきてしまいます。

そこで、生き残り戦略として半導体商社自体もM&Aによって巨大化し、仕入先を確保したり、メーカーへの発言力を高めるといった対策を実施。

マクニカは、国内1位の半導体商社として、幅広い製品を扱えるのが強みです。

海外製品に強い

マクニカは、半導体の中でも海外製品の仕入れ・販売に強いのが特徴です。

AI半導体で話題のNVIDIAをはじめ、インテルやサムスンなど、有力な半導体メーカーは海外企業が多いため、より顧客の要求に合った製品を提供できるのが強み。

また、マクニカは海外売上比率55%とグローバルに事業を展開しています。

世界23ヶ国81ヶ所に拠点があり、グローバルなネットワークを持つのも強みの1つ。

とくにセキュリティ事業は、世界的に需要増が続いているため、積極的に海外展開を行っています。

マクニカが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、マクニカで働くのが向いているのは以下の人です。

仕事内容

マクニカは、商社の中でも半導体を専門に扱う技術商社です。

商社と言うと「文系職」のイメージが強いですが、半導体に関する幅広い知識が求められるのが特徴の1つ。

また技術職も、メーカーで同じ技術をずっと突き詰めていくというよりは、様々な最先端の技術に触れることができるのが魅力です。

働き方

マクニカでは、時代に合った働き方の推進として、在宅勤務制度を整えています。

スマートワーク手当（在宅勤務における通信費や光熱費などの補助）やサテライトオフィス（外出先で利用できるオフィスのこと）も導入されており、生産性の高い働き方ができます。

年収

マクニカの平均年収は857万円と高水準です。

一方で、残業時間は平均33.7h/月と多めなので、働いてガンガン稼ぎたい方に向いていると言えます。

勤務地

マクニカの本社は、神奈川県の横浜市です。

新入社員の場合、入社後の勤務地は神奈川（新横浜）、大阪（淀屋橋）、東京（品川）のいずれかとなります。 

ちなみに、一般職は新横浜の地域採用です。

グローバル

マクニカでは、仕入先メーカーの多くが海外企業ということもあり、グローバルに働ける会社です。

仕事で英語を使ったり海外出張の機会も豊富にあります。

まとめ：半導体業界で働こう

記事の内容をまとめます。

以上です。

マクニカへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください！