タツモ

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【タツモの強みと特徴】岡山発のグローバルニッチトップ企業を徹底解説

「タツモへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「タツモの強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「タツモの特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • タツモの企業情報
  • タツモの働き方
  • タツモの強み・弱み
目次

タツモの基本情報

はじめに、タツモの基本情報は以下のとおり。

売上高220億円
営業利益21億円
営業利益率9.5%
海外売上比率57.1%
研究開発費4億円
設備投資費5億円
平均年収635万円
従業員数(単独)359人
連結従業員数1,099人
平均年齢45.0歳
勤続年数16.5年
残業時間20.5時間
本社岡山
勤務地岡山
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)21.5万円/23万円
採用人数若干名

タツモの特徴

タツモの特徴

つづいて、タツモは具体的に何の会社かを説明します。

タツモは、岡山県岡山市に本社を置く半導体製造装置メーカーです。

半導体製造装置のほかに、ナノインプリント、ウエハー搬送ロボット、有機ELディスプレイ製造装置、精密金型・樹脂成型品などを開発しています。

ナノインプリントとは

ナノメートル単位の微細なパターンが刻まれた「型」を押し付け、対象物にパターンを形成する加工方法。
EUV露光装置などに比べて、シンプルで安価に微細加工ができるのがメリット。

半導体製造装置では、貼合・剥離装置(ウェーハボンダー・デボンダー)、塗布・現像装置(コータ・デベロッパ)、洗浄装置、リン酸プロセス装置、CMPスラリー供給システムを開発。

塗布・現像装置では、均一な層形成を行う成膜プロセスで世界トップレベルの技術を誇ります。

タツモの強み

タツモの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うタツモの強みを解説します。

タツモの強み

  • グローバルニッチトップ
  • 開発体制の強化

グローバルニッチトップ

タツモの2021年売上高は約200億円と、大手製造装置メーカーと比べるとそこまで大きな数字ではありません。

しかしながら、半導体製造に欠かせない薄型基板の仮接合・剝離技術においてはグローバルで高い評価を得ており、中でもパワー半導体の貼合・剥離装置では世界シェア9割

岡山が誇るグローバルニッチトップ企業です。

ちなみに、この記事を書いている2023年現在、コロナによる巣ごもり需要の一巡で半導体の需要は落ち着いていますが、パワー半導体の需要は拡大を続けています。

自動運転やEV、5G通信などの発展で今後も成長が予想されるため、将来性が期待できるのも強みです。

開発体制の強化

タツモは、2019年に本社を岡山県井原市から、現在の岡山市に移転しています。

移転の目的は、開発リソースの集約新規領域の開拓です。

2020年に子会社のアプリシアテクノロジー社を吸収合併すると、開発人員を新本社に集約し、開発体制を強化しました。

また、全固体電池材料の装置や、ナノインプリント量産用装置など、新規開発にも力を入れています。

タツモが向いているのはこんな人

タツモが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、タツモで働くのが向いているのは以下の人です。

  • 少数精鋭で働きたい人
  • 中途採用で働きたい人
  • ワークライフバランスを重視する人
  • 岡山県で働きたい人
  • グローバルに働きたい人

社員

タツモの社員数は1,099人と、大手の製造装置メーカーと比べると少数精鋭です。

大企業のようなシビアな人間関係がないので、中小企業で働きたい方におすすめ。

ちなみに、社員の新卒・中途の割合はほぼ同じで、中途採用にも積極的です。

ワークライフバランス

タツモの残業時間は20.5h/月と、比較的少なめ。

1日平均1時間以内なので、プライベートの時間もしっかり確保できます。

また、有給休暇の取得日数も平均14.3日と、休みが取りやすい職場です。

勤務地

タツモの勤務地は、本社のある岡山県岡山市です。

岡山空港やJR岡山駅に近いので、交通アクセスも抜群。

岡山県は自然や食べ物、温泉地なども有名なので、休日も楽しく過ごせるでしょう。

グローバル

タツモは海外売上比率が5割超と、グローバルに事業を展開しています。

営業や装置の立ち上げなどの仕事で海外出張に行く機会も多く、約半数の社員が海外出張を経験しています。

タツモの企業研究まとめ

タツモの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

  • タツモは岡山県に本社を置く半導体製造装置メーカー
  • 半導体製造装置のほかに、ナノインプリント、搬送ロボット、FPD製造装置、精密金型などを開発
  • パワー半導体の貼合・剥離装置で世界シェア9割
  • 平均年収635万円・残業20.5h/月
  • 岡山発のグローバルニッチトップ企業

以上です。

タツモへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【タツモの強みと特徴】岡山発のグローバルニッチトップ企業を徹底解説

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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