ウシオ電機

ウシオ電機の基本情報

はじめに、ウシオ電機の基本情報は以下のとおり。

売上高	1,750億円
営業利益	158億円
営業利益率	9.1%
海外売上比率	78.3%
研究開発費	114億円
設備投資費	84億円
平均年収	721万円
従業員数（単独）	1,697人
連結従業員数	5,342人
平均年齢	45.0歳
勤続年数	20年
残業時間	14.5時間
本社	東京
勤務地	東京、兵庫、静岡、京都、神奈川など
初任給（学部卒/修士卒/博士卒）	23.2万円/25.7万円/27.8万円
採用人数	57名

ウシオ電機の特徴

つづいて、ウシオ電機は具体的に何の会社かを説明します。

ウシオ電機は、「光」技術に強い産業機械メーカーです。

半導体やフラットパネルディスプレイ製造装置などに使われる産業用光源、光治療に使われる医療機器、抗ウイルス・除菌用の紫外線照射装置などを開発しています。

また、日常生活では商業施設やオフィス用の照明、映画館で使われるデジタルシネマプロジェクター、プロジェクションマッピングなど。

私たちの身の回りにも「光」を使ったウシオ電機の製品がたくさん利用されています。

ちなみに、半導体製造装置では、主にハロゲンヒーター・露光用のUVランプ・洗浄用のエキシマ光源を開発。

たとえば、ハロゲンヒーターは、ウエハーの熱処理や脱ガス・水分除去、成膜、エッチングに使われる熱源です。

また、最先端の半導体プロセスで使われるEUVリソグラフィマスク検査用EUV光源の開発にも取り組んでいます。

ウシオ電機の強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うウシオ電機の強みを解説します。

ウシオ電機の強み

光源以外も開発

ウシオ電機は様々な装置に使われる光源を開発していますが、光源だけでなく、光源を組み込んだ装置の開発・製造もしています。

光源ユニットとして開発、製造・販売することで、エンドユーザーとの距離が近くなり、顧客のニーズを捉えたより付加価値の高い製品を提供できるのが強みです。

また、ウシオ電機が開発する光源は、単純に照明としての役割だけではありません。

加熱する・洗う・殺菌する・並べる・描く・固める・育てる・・・というふうに、波長の違う光を利用して様々な用途に活用しているのが特徴です。

研究開発に注力

さきほど説明したように、ウシオ電機ではEUVという次世代半導体プロセス向けの光源を開発しています。

ここで、EUVは「Extreme Ultraviolet（極端紫外線）」の略で、13.5ナノメートルという非常に短い波長の光です。

半導体の微細化（回路線幅の縮小）にともなって、シリコンウエハー上に回路パターンを転写する露光工程では、より波長の短い光源が必要になります。

そこで実用化されているのがEUV露光技術。

そして、その際、フォトマスクの検査に使われるのがウシオ電機のマスク検査用EUV光源です。

EUVは、半導体製造プロセスの中でも、今後ますます成長が期待される分野。

ウシオ電機のEUV光源事業も成長が見込まれており、売上拡大や将来性が注目されます。

ウシオ電機が向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、ウシオ電機で働くのが向いているのは以下の人です。

仕事内容

ウシオ電機が開発するのは、光源や光源用電源、およびそれらを組み込んだユニットです。

したがって、ものづくりに興味がある人、中でも「光」技術に興味がある人に向いている職場です。

職場の雰囲気

ウシオ電機は新入社員の入社3年後定着率100%と、新入社員が辞めない会社です。

また、平均勤続年数も20年と長いので、社員が長く働ける、職場の雰囲気が良い会社であることがわかります。

年収・残業

ウシオ電機の平均年収は721万円、残業は14.5時間/月です。

1日あたり1h以下の残業時間なので、仕事とプライベートを両立して働けます。

また、年間休日が126日、有給取得は平均17.3日と休みが多い・取りやすい職場なのも魅力です。

勤務地

ウシオ電機の主な勤務地は、事業所のある神奈川・静岡・京都・兵庫です。

どの勤務地も比較的都市部に近く、アクセスが良いので、都会すぎず田舎すぎないちょうど良い立地と言えます。

ウシオ電機の企業研究まとめ

ウシオ電機の特徴をまとめます。

以上です。

ウシオ電機への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください！