村田製作所

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【村田製作所の強みと特徴】国内5位の電子部品メーカーを徹底解説

「村田製作所への就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「村田製作所の強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「村田製作所の特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • 村田製作所の企業情報
  • 村田製作所の働き方
  • 村田製作所の強み・弱み
目次

村田製作所の基本情報

はじめに、村田製作所の基本情報は以下のとおり。

売上高1兆8,125億円
営業利益4,241億円
営業利益率23.4%
海外売上比率90.9%
研究開発費1,113億円
設備投資費1,193億円
平均年収797万円
従業員数(単独)9,771人
連結従業員数77,581人
平均年齢40.1歳
勤続年数14.3年
残業時間20.1時間
本社京都
勤務地京都、東京、神奈川、滋賀、など
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)22.7万円/25.1万円
採用人数381名

村田製作所の特徴

村田製作所の特徴

つづいて、村田製作所は何の会社かを具体的に説明します。

村田製作所は、国内5位の電子部品メーカーです。

主力製品はチップ積層セラミックコンデンサ(MLCC)で、車載用積層セラミックコンデンサで世界シェア1位を獲得しています。

チップ積層セラミックコンデンサとは

内部電極と誘導体層が多層に積層されたセラミックコンデンサのこと。
セラミック層がコンデンサを絶縁させることにより熱損失を低減、製品の効率を向上させる役割を果たす。

MLCCは、スマホやPC、家電、自動車といった電気で駆動する全ての機器に搭載されており、電圧を一定に保つ、電流に含まれる不要な信号(ノイズ)を除去するなどといった働きがあります。

村田製作所では、年間1兆個ものMLCCを生産し、世界シェアは驚異の40%です。

村田製作所の強み

村田製作所の強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思う村田製作所の強みを解説していきます。

村田製作所の強み

  • 日本を代表するグローバル企業
  • 国内生産比率6割超え
  • 営業利益率の高さ

村田製作所の強み①:日本を代表するグローバル企業

村田製作所は海外売上比率が90.8%と高く、まさに日本を代表するグローバル企業。

 世界各国に自社の製品やサービスを提供できるネットワークを所持しており、国内でも有数のグローバルな展開力に優れたメーカーです。

海外関係会社は約60社で、海外出向者は常時約600名とのこと。

先述したチップ積層セラミックコンデンサ(MLCC)以外にも、表面波(SAW)フィルタやEMI除去フィルタ、ショックセンサなど多くの製品において世界シェアNo.1を獲得しています。

村田製作所の強み②:国内生産比率6割超え

村田製作所の国内生産率は65%と、海外売上比率が高い企業にしては珍しく高めの数字となっています。

村田が国内での生産を重視する理由は、自社の先端技術が海外に流出するのを防ぐためです。

同社の村田恒夫会長は過去のインタビューで、「人材流出を防ぐために待遇でも対応している。そもそも移籍先で手持ちの技術を使い果たせば、技術者は優遇されなくなる。最先端の技術を研究できるのは当社、ひいては日本の強みだ」と発言しています。

技術者を第一とする姿勢は、企業や働き手にとって必要不可欠なものだと言えるでしょう。

村田製作所の強み③:営業利益率の高さ

村田製作所の営業利益率は23.4%で、製造業の平均である約4%と比較しても非常に高い数値となります。

利益率が高いということは、得た利益を研究開発費や従業員の給料などに還元できる金額も多くなるということ。

効率よく利益を上げ続けることが出来るシステムは、働く側にとっても多くのメリットがあるのです。

村田製作所が向いているのはこんな人

村田製作所が向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、村田製作所で働くのが向いているのは以下の人です。

  • 将来性がある企業で働きたい人
  • ホワイト企業で働きたい人
  • 国内・地方で働きたい人
  • グローバルな企業で働きたい人

将来性

さきほど言ったように、村田のチップ積層セラミックコンデンサは、非常に汎用性の高い電子部品です。

近年話題となっているAI、IoTなどの領域や、電気自動車(EV)などにも使用される部品であることから、今後もますます需要が増え続けることが予想されます。

将来性という点では、安心して勤務できる企業であると言えるでしょう。

ホワイト企業

村田製作所の平均残業時間は20.1時間/月と、同業社と比べても比較的少ない数字です。

また、離職率は1.74%(村田製作所のホームページに記載)と非常に低く、従業員にとっても働きやすい職場環境であることがわかります。

離職率を公表しているという事実も、同社がホワイトな企業であることの裏付けとなるでしょう。

勤務地

村田製作所の本社は京都府にありますが、勤務地には京都、東京、神奈川、滋賀などの拠点です。

同社の高い国内生産比率からも、日本企業に貢献したい、国内で働きたいという方に向いている企業だと言えます。

グローバル企業

村田製作所は、海外売上比率が90%を超える非常にグローバルな企業です。

ヨーロッパや南北アメリカ、中華圏、アジア諸国など海外にも多数の関係会社を保持しているため、将来的に海外で働いてみたい、自身の語学力を活かした働き方がしたいという方にはピッタリだと言えるでしょう。

村田製作所の企業研究まとめ

村田製作所の企業研究まとめ

村田製作所の特徴をまとめます。

  • 村田製作所は国内5位の電子部品メーカー
  • 車載用積層セラミックコンデンサで世界シェア1位
  • グローバルな展開力・高国内生産比率・高利益率が強み
  • 残業が少なく離職率が低い会社
  • 勤務地は国内外に多数あり

以上です。

村田製作所や電子部品業界への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【村田製作所の強みと特徴】国内5位の電子部品メーカーを徹底解説

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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