堀場エステック

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【堀場エステックの強みと特徴】マスフローコントローラの世界No.1企業を徹底解説

「堀場エステックへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「堀場エステックの強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「堀場エステックの特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • 堀場エステックの企業情報
  • 堀場エステックの働き方
  • 堀場エステックの強み・弱み
目次

堀場エステックの基本情報

はじめに、堀場エステックの基本情報は以下のとおり。

売上高925億円
営業利益164億円
営業利益率24.4%
平均年収非回答
従業員数(単独)640人
連結従業員数8,205人
平均年齢39.7歳
勤続年数14.2年
残業時間17.4時間
本社京都
勤務地京都、熊本など
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)22.9万円/24.9万円/26.9万円
採用人数24名

堀場エステックの特徴

堀場エステックの特徴

つづいて、堀場エステックは具体的に何の会社かを説明します。

堀場エステックは、京都に本社を置く分析・計測機器メーカー堀場製作所の子会社です。

HORIBAグループの中でも、主に半導体関連の流体計測・制御機器を開発しています。

主力製品は、半導体製造装置で使われるマスフローコントローや圧力制御機器、キャパシタンスマノメータなど。

主力製品のマスフローコントローラは世界シェア60%を誇っています。

マスフローコントローラとは

流体の質量流量を計測し、流量制御を行う機器。半導体製造装置で使われるガスの流量制御に用いられる。

参考:マスフローコントローラとは – HORIBA

半導体製造装置では、エッチングや成膜などのプロセスで様々なガス・液体を扱います。

最先端プロセスにおいては、より正確な流量制御が必要であり、ここで使われるのが堀場エステックの制御機器です。

堀場エステックの強み

堀場エステックの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思う堀場エステックの強みを解説します。

堀場エステックの強み

  • 圧倒的な市場シェア
  • HORIBAグループの連携

圧倒的な市場シェア

堀場エステックの最大の強みが、主力製品であるマスフローコントローラで圧倒的な市場シェアを獲得していることです。

マスフローコントローラは、半導体製造装置においてプロセスガスの流量制御に使われます。

最先端プロセスから一般産業向けまで幅広いラインナップをそろえているのが強み。

堀場エステックでは、ユーザーが仕様に合わせて機能を変更できる製品開発を行っています。

また、近年の半導体製造プロセスでは、微細化・多層化による工程の複雑化にともない、圧力・流量制御に対する需要が拡大しています。

そこで堀場エステックは、マスフローコントローラだけでなく、モジュールやサブシステムを組み合わせたソリューションを提案することで、需要拡大に対応しています。

HORIBAグループの連携

冒頭で言ったように、堀場エステックは堀場製作所を始めとするHORIBAグループの一員です。

具体的には、分析・計測機器を開発する堀場製作所、半導体産業に強い堀場エステック、水質計測に強い堀場アドバンスドテクノ、そしてサービスエンジニアリングを担当する堀場テクノサービスの4社です。

これらの4社はすべて京都に本社があり、それぞれの機能・特徴を活かして連携しています。

具体例を1つあげると、堀場エステックが持つ分光分析技術、流量計測制御技術を使って、堀場製作所が高いシェアを獲得するレチクル/マスク異物検査装置の次世代モデルを開発しています。

こうした取り組みは、4つのグループ会社を持つHORIBAグループならではの強みです。

堀場エステックが向いているのはこんな人

堀場エステックが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、堀場エステックで働くのが向いているのは以下の人です。

  • ものづくりに興味がある人
  • 少数精鋭で働きたい人
  • ワークライフバランスを重視する人
  • 仕事と子育てを両立したい人
  • 京都で働きたい人

仕事内容

堀場エステックの事業内容は、HORIBAグループの中でも半導体産業がメインです。

マスフローコントローラやキャパシタンスマノメータなど、流体制御機器の開発が主なので、ものづくりが好きな方におすすめと言えます。

少数精鋭

堀場エステックの2022年売上高は925億円で、社員数は640名と少数精鋭です。

知名度は低いですが、技術力は高いので、大企業ではなく少数精鋭企業で働きたい方におすすめと言えます。

ワークライフバランス

堀場エステックの平均残業時間は17.4h/月です。

1日あたり1h以下の残業時間なので、ワークライフバランスを重視する方におすすめ。

仕事とプライベート両方を充実させて働けます。

子育てサポート

堀場エステックを含むHORIBAグループは、厚生労働大臣から子育てサポート企業として認められた「プラチナくるみん」認定を取得しています。

育児休暇や時短勤務などの制度が整っており、仕事と子育てを両立して働きやすい会社です。

勤務地

堀場エステックの主な勤務地は、本社・工場のある京都です。

京都には、村田製作所や京セラ、日本電産などものづくりに強い企業の本社が集結しており、大阪や名古屋へのアクセスが良いのも魅力。

また、一部工場が熊本県の阿蘇にあるのと、アメリカにも開発拠点「HORIBAリノ・テクノロジーセンター」があります。

堀場エステックの企業研究まとめ

堀場エステックの企業研究まとめ

堀場エステックの特徴をまとめます。

  • 分析・計測機器に強い堀場製作所の子会社
  • HORIBAグループの中でも半導体関連の流体計測・制御機器を開発
  • マスフローコントローラで世界シェア60%
  • 幅広いラインナップとグループ間の連携が強み
  • 「プラチナくるみん」を取得した子育てサポート企業
  • 勤務地は京都がメイン

以上です。

堀場エステックへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【堀場エステックの強みと特徴】マスフローコントローラの世界No.1企業を徹底解説

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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