カンケンテクノ

カンケンテクノの基本情報

はじめに、カンケンテクノの基本情報は以下のとおり。

売上高	241億円
海外売上比率	60%
平均年収	非回答
従業員数（単独）	635人
連結従業員数	1500人
平均年齢	43歳
残業時間	27時間
本社	京都
勤務地	京都、熊本など
初任給（学部卒/修士卒/博士卒）	21.3万円/22.2万円
採用人数	5名程度

カンケンテクノの特徴

つづいて、カンケンテクノは具体的に何の会社かを説明します。

カンケンテクノは、京都府長岡京市に本社を置く環境装置メーカーです。

具体的には、半導体をはじめとした電子機器を製造する際に排出される有害ガスを無害化する大気環境保全装置を開発しています。

温室効果ガスや可燃性ガス、毒性ガスなどを無害化することで、地球環境を保護するのが、カンケンテクノの役割です。

半導体製造装置では、成膜やエッチングなどの各工程で特殊なガスや薬液を扱います。

化学反応を利用してウエハー上に薄膜を形成したり、それを削ったりするため、副反応として有害なガスが発生するプロセスも多いです。

そこで、こうした有害なガスの処理に使われるのがカンケンテクノの排ガス処理装置（除害装置）。

乾式、湿式、ヒーター式、プラズマ式など様々な除害装置をラインナップしています。

カンケンテクノの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うカンケンテクノの強みを解説します。

カンケンテクノの強み

安定した業績

近年、世界各国のカーボンニュートラル実現目標を受けて、半導体メーカー各社ではますます環境意識が高まっている傾向です。

そこで、製造工程で使われる除害装置の需要も増加しており、カンケンテクノも設備投資を積極的に行っています。

業績についても成長を続けており、売上高は10期連続増収、利益は30年連続黒字という安定した数字を残しているのが強みです。

設備面では、京都にある本社工場の生産能力を増強したほか、熊本県に新工場を設立、台湾に3つ目となる工場を増設。

全体で生産能力を従来の1.5倍に引き上げることで、将来的な需要増にも対応しています。

積極的な海外展開

現在、カンケンテクノの除害装置における市場シェアは国内1位・世界2位です。

これを世界トップシェアに引き上げるため、カンケンテクノでは積極的な海外展開を行っています。

具体的には、TSMCやインテルの工場があるアメリカのアリゾナに拠点を設立。

現地での顧客サポート体制を整えることで、欧米市場でのシェア拡大を図り、世界トップシェアの獲得を目指しています。

カンケンテクノが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、カンケンテクノで働くのが向いているのは以下の人です。

仕事内容

さきほど言ったように、カンケンテクノは幅広い仕様の除害装置をラインナップしています。

したがって、機械や電機、化学、物理など自分の専攻や得意分野を活かして働けるのが魅力です。

やりがい

カンケンテクノの役割は、地球環境を保護すること。

地球温暖化やカーボンニュートラルなど環境問題の解決につながる仕事なので、環境問題に興味がある人には非常にやりがいの感じられる仕事と言えます。

福利厚生

家賃補助や財形貯蓄など必要な福利厚生は一通りそろっていますが、なかでも魅力なのが「奨学金返済支援制度」です。

本人が返済する奨学金に対して最長10年間、月額1万円を上限に手当として支給する制度。

僕自身も学生時代に奨学金を借りていて、今でも返済中なので、「ウチの会社にも欲しい！」と思いました。

勤務地

カンケンテクノの勤務地は、大卒の場合、本社のある京都府長岡京市です。

京都府で第4位の人口で、京都と大阪の中間に位置するため「都市部に近くて自然もある」住みやすい街と言えます。

グローバル

カンケンテクノでは、顧客の工場にサービス拠点を構築する現場主義によって、グローバル化に対応してきました。

半導体メーカーが強い台湾・中国・韓国など、アジアを中心にシェアを拡大。

直近では、アメリカのアリゾナにも拠点を設立し、欧米でのシェア拡大を掲げています。

したがって、営業やサービスエンジニアなどの職種は、顧客サポートとして海外出張の機会も多く、グローバルに働きたい方におすすめです。

カンケンテクノの企業研究まとめ

カンケンテクノの特徴をまとめます。

以上です。

カンケンテクノへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください！