「休みが多い会社で働きたい」
「年間休日の平均ってどれくらい?」
「そもそも何日からが休みが多い会社?」
このような疑問・悩みを解決します。
こんにちは。はくです。
2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。
本記事では、休みが多い半導体業界の会社Top17社をランキング形式で紹介します。
年間休日の平均や、休みが多い会社で働く方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むとわかること
- 年間休日の平均がわかる
- 半導体業界の休みが多い会社がわかる
年間休日の平均はどれくらい?
僕が調べたところ、厚生労働省が実施した「令和4年就労条件総合調査」では、年間休日の平均日数は107日とのこと。
この数字がピンと来ない人のために、もう少し説明します。
週休2日として、1年が52週であることを考えると休日日数は52×2=104日です。
また、土日を抜いた2023年の祝日日数は13日なので、合計すると104+13=117日。
したがって、年間休日の平均107日は、土日や祝日に約10日間出勤している会社ということになります。
1年間に休日出勤10日と考えると、かなり多い印象ですよね。
年末年始やお盆休みを入れると、実際はもっと多い可能性もあります。
たとえば、年末年始の休みが4日(元旦+休日3日)、お盆休みが4日(山の日+休日3日)とすると、年間休日は117+6=123日です。
そこで本記事では、半導体業界の休みが多い会社として、年間休日が124日以上の会社を紹介していくことにします。
半導体業界の休みが多い会社Top18
今回紹介するのは、各企業の採用ページに年間休日の記載があった会社です。
休日日数は年度によっても多少増減しますが、いわゆる「休みが多い会社」と捉えてもらえばOKです。
1位 アドバンテスト:131日
アドバンテストは、2022年国内3位の売上高を誇る半導体製造装置メーカーです。
検査装置に強く、半導体チップやウェーハの電気特性を測る半導体テスタで世界シェア1位を獲得しています。
アドバンテストの年間休日は驚異の131日。
平均年収1,000万超えで、この休日日数は日本企業全体で見てもかなり多いです。
また、初年度から有給休暇が22日付与されるなど、給与が高く休みが多い職場と言えます。
2位 サンケン電気:130日
サンケン電気は、埼玉県新座市に本社を置く半導体メーカーです。
電力の制御や変換を行うパワー半導体の設計・開発を行っています。
主な製品は自動車・白物家電・産業機器・民生機器用のパワー半導体で、とくに、自動車向けは売上高の5割を占める主力事業です。
サンケン電気の年間休日日数は130日。
ワークライフバランスを重視する会社で、コロナ以前からテレワークやフレックスタイム制度を導入するなど、働き方改革に力を入れています。
3位 ニューフレアテクノロジー:128日
ニューフレアテクノロジーは、神奈川県に本社を置く東芝グループの半導体製造装置メーカーです。
主力製品はマスク描画装置・マスク検査装置・エピタキシャル成長装置の3つで、なかでも電子ビームマスク描画装置は世界シェア90%を誇ります。
ニューフレアテクノロジーの年間休日日数は128日。
有給休暇取得日数は平均17.4日/年、育児休業取得率は100%とワークライフバランスも充実しています。
4位 日新イオン機器:128日
日新イオン機器は、京都に本社を置く半導体製造装置メーカーです。
電気を流すため、シリコン結晶中に不純物を打ち込むイオン注入装置を開発しています。
日新イオン機器の年間休日日数は128日。
有給休暇は初年度から17日付与されるほか、誕生日休暇やゆとり休暇といった制度もあります。
ちなみに、勤務地は京都または滋賀です。
5位 オイレス工業:127日
オイレス工業は、自動車や産業機械に使用されるオイルレスベアリングを開発するメーカーです。
国内シェアは5割で、特に自動車部品でシェア40%以上を占める製品もあります。
また、オイルレスベアリングのほかに、建築用の免震・制震装置を開発しています。
オイレス工業の年間休日は127日です。
残業時間は8.7時間/月と少なく、有給休暇が最大60日間積み立てられる制度もあります。
5位 フジミインコーポレーテッド:127日
フジミインコーポレーテッドは、愛知県に本社を置く精密研磨材のトップメーカーです。
半導体分野では、シリコンウエハー製造工程で用いられる研磨材や、デバイス製造工程で用いられるCMPスラリーを開発。
世界トップクラスのシェアを獲得しています。
フジミインコーポレーテッドの年間休日日数は127日です。
そのほか、有給休暇が60日まで積立できる制度や、有休とは別に年2日休暇を取れるメモリアル休暇などの制度があります。
5位 ローム:127日
ロームは、京都に本社を置く国内4位の半導体メーカーです。
主力製品の1つが世界シェア約2割を獲得するSiCパワー半導体。
SiC(シリコンカーバイド)は、Si(シリコン)と比べて様々なメリットがあり、次世代パワー半導体材料として注目されています。
ロームの年間休日日数は127日。
福利厚生も充実しており、働きやすい会社と言えます。
8位 ディスコ:126日
ディスコは、後工程に強い半導体製造装置メーカーです。
ウエハーをチップに切断するダイシングソー、薄く削るグラインダ、綺麗に磨くポリッシャの3つが主力。
その他、各装置で使われる消耗品も製造・販売することで、安定した利益を確保しています。
ディスコの年間休日日数は126日。
2022年の平均年収は1,383万円、ボーナスは20.90ヶ月分支給と高年収企業としても有名です。
8位 ウシオ電機:126日
ウシオ電機は、光技術に強い産業機械メーカーです。
半導体関連では、光加熱用フラッシュランプや露光用UVランプ、洗浄用エキシマ光源を開発。
また、最先端の半導体プロセスで使われるEUV光源の開発にも取り組んでいます。
ウシオ電機の年間休日日数は126日。
新入社員の3年後定着率100%や、平均勤続年数20年など、社員が長く働ける会社であることがわかります。
8位 平田機工:126日
平田機工は、熊本県に本社を置く生産設備メーカーです。
自動車や産業機器の生産ラインや組立ラインを開発するほか、半導体のウェーハ搬送システムや搬送ロボットも開発しています。
平田機工の年間休日日数は126日です。
育児休暇や時短勤務などの制度も充実しており、子育てと仕事を両立して働ける職場と言えます。
11位以下
ここからは、年間休日125日・124日の企業をまとめて紹介します。
具体的には以下の8社。
リンクをクリックすると、各企業の解説記事に飛べるので、気になる企業はチェックしてみてください。
半導体業界の就職・転職活動におすすめのサービス
さいごに、半導体業界の就職・転職活動におすすめのサービスを2つ紹介します。
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ここまでの記事を読んで、「半導体業界で働いてみたい」と思った方は、ぜひ下記のサービスを参考にしてみてください。
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まとめ:休みが多い会社で働こう!
以上、半導体業界の中でも休みが多い会社Top18社を紹介しました。
給与が高い分、忙しいイメージもある半導体業界ですが、福利厚生がしっかりしていて働きやすい職場も多いです。
休みが多い会社を選べば、仕事は大変でもメリハリをつけて働けるため、仕事の質も高まります。
仕事とプライベートを両立できる職場を探しているという方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!