アドバンテスト

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【アドバンテストの強みと特徴】年収1000万超えの超ホワイト企業とは?

「アドバンテストへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「アドバンテストの強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「アドバンテストの特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • アドバンテストの企業情報
  • アドバンテストの働き方
  • アドバンテストの強み・弱み
目次

アドバンテストの基本情報

はじめに、アドバンテストの基本情報は以下のとおり。

売上高4,169億円
営業利益1,147億円
営業利益率27.5%
海外売上比率90%以上
研究開発費484億円
設備投資費180億円
平均年収1,019万円
従業員数(単独)1,986人
従業員数(連結)6,464人
平均年齢46.1歳
勤続年数20.9年
残業時間20.5時間
本社東京
勤務地東京、宮城、群馬、埼玉、福岡、など
初任給(学部卒/修士卒)23万円/25.4万円

アドバンテストの特徴

つづいて、アドバンテストは何の会社かを具体的に説明します。

アドバンテストは、国内2位の半導体製造装置メーカーです。

主力製品は半導体検査装置で、半導体チップやウェーハの電気特性を測る半導体テスタで世界シェア1位を獲得しています。

半導体テスターとは

ウェーハや半導体チップの電気特性を測る検査装置。
電気を流して返ってきた信号を解析することで、製品の良・不良を判断する。

半導体テスタは、半導体製造工程の中でも終盤のパッケージ検査で使われます。

シリコンウェーハ→半導体チップ→パッケージングと組み立てられた後、動作に問題がないことを確認するのが目的。

成膜装置やエッチングのように、特殊なガスや薬液を使わないのも特徴です。

アドバンテストの強み

アドバンテストの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うアドバンテストの強みを解説していきます。

アドバンテストの強み

  • 安定した経営基盤
  • 成長が期待できる市場
  • 利益率が高い

アドバンテストの強み①:安定した経営基盤

アドバンテストは、2010年代前半、積極的なM&Aによって安定した経営基盤を確立してきました。

これによって、半導体製造の分業化や、検査の効率化・コストダウン化といった市場の要求に対応し、国内2位・世界でも6位の売上高を誇る製造装置メーカーに成長しています。

たとえば、2020年には、先進半導体向けソケットや温度制御ユニットを手掛けるアメリカのEssaiを買収しました。

その成果として、世界トップの半導体メーカーであるインテルの受注を獲得し、事業の拡大に成功しています。

アドバンテストの強み②:成長が期待できる市場

アドバンテストが世界シェア1位を獲得する半導体テスター市場は、半導体の複雑化や信頼性ニーズの増加によって、今後も成長が期待できる分野です。

アドバンテストの吉田芳明社長いわく、「今後は従来に比べてシクリカリティー(業績の上げ下げ)が低下して、より安定成長が見込める」とのこと。

半導体業界には、シリコンサイクルという景気循環があるのが弱みの1つですが、アドバンテストが強い半導体テスター市場は、安定した成長が期待できます。

シリコンサイクルとは

半導体の需要と供給のバランスによって、好況と不況を繰り返す景気循環のこと。
半導体業界は、このシリコンサイクルが約4年周期で起こってきた。

アドバンテストの強み③:利益率が高い

製造業の平均が約4%なのに対し、アドバンテストの2022年の営業利益率は驚異の27.5%。

つまり、それだけ技術力が高く、稼ぐ力が高い企業であることがわかります。

利益率が高いと、その分、研究開発費や社員の給料を増やすことができ、さらに技術力が上がって利益率も上がるという好循環。

利益率は株などで注目されがちですが、働く側としても魅力的な強みの1つです。

アドバンテストが向いているのはこんな人

向いている人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、アドバンテストで働くのが向いているのは以下の人です。

  • 将来性がある企業で働きたい人
  • 年収を重視したい人
  • ワークライフバランスを重視したい人
  • 地方で働きたい人
  • 英語力を活かして働きたい人
  • グローバルに働きたい人

将来性

さきほど言ったように、アドバンテストが強い半導体テスター市場は、今後も安定的な成長が見込まれる分野です。

半導体自体の需要も、パソコンやスマホ、データセンターだけでなく、自動運転、EV、医療、ヘルスケア、AI、5G、暗号資産(仮想通貨)、メタバース、スマートシティ、、、など、ますます拡大することが予想されます。

年収

2022年のアドバンテストの平均年収は、驚異の1,000万超え。過去10年間で見ると、300万円以上もアップしています。

もちろん、お金がすべてではありませんが、給料が高ければ「良い人材が集まる」→「技術力が上がる」→「利益が上がる」→「給与が上がる」という好循環が生まれるので、働く側としても魅力的な強みの1つです。

ワークライフバランス

年収が高いと残業も増えるのが一般的ですが、アドバンテストは残業時間が平均20.6時間/月と比較的少ないのも特徴。

ホワイト企業ランキングでも上位にランクインするなど、給料が高くて残業が少ない会社の代表です。

また、ワークライフバランスにも力を入れており、たとえば、出産・育児休暇後の復職率は100%と、女性が働きやすい職場であることがわかります。

勤務地

アドバンテストの本社は東京ですが、研究開発拠点があるのは群馬、埼玉、仙台(宮城)、北九州(福岡)などの地方です。

一部の事務系や営業職は本社勤務かと思いますが、それ以外のエンジニアや製造職は工場勤務になるので、地方勤務がメイン。

したがって、地元で働きたい方、田舎暮らしがしたい方などにおすすめの企業と言えます。

グローバル企業

アドバンテストは、海外売上比率90%以上と、売上のほとんどが海外です。

これは、アドバンテストの顧客となる有力な半導体メーカーが海外に多いのが理由。

アメリカ、韓国、台湾、そして最近半導体に力を入れいてる中国など、グローバルに事業を展開しているため、安定的な成長が期待できるのが強みです。

営業や開発職は海外出張や駐在のチャンスも多いので、英語力を活かして働きたい方にもおすすめと言えます。

アドバンテストの企業研究まとめ

アドバンテストの企業研究まとめ

アドバンテストの特徴をまとめます。

  • アドバンテストは国内2位の半導体製造装置メーカー
  • 半導体テスターで世界シェア1位
  • 安定した経営基盤・成長性・高利益率が強み
  • 年収が高くて残業が少ない会社
  • 勤務地は地方がメイン
  • グローバルに事業を展開

以上です。

アドバンテストや半導体業界への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【アドバンテストの強みと特徴】年収1000万超えの超ホワイト企業とは?

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:28歳・社会人5年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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