日立ハイテク

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【日立ハイテクの強みと特徴】日立グループの半導体製造装置メーカーを徹底解説

「日立ハイテクへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「日立ハイテクの強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「日立ハイテクの特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • 日立ハイテクの企業情報
  • 日立ハイテクの働き方
  • 日立ハイテクの強み・弱み
目次

日立ハイテクの基本情報

はじめに、日立ハイテクの基本情報は以下のとおり。

売上高5,768億円
営業利益587億円
営業利益率10.2%
海外売上比率73.6%
研究開発費329億円
平均年収917万円
従業員数(単独)4,916人
平均年齢42.9歳
勤続年数19.2年
残業時間26.5時間
本社東京
勤務地東京、茨城、山口
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)22.3万円/24.2万円
採用人数100名程度

日立ハイテクの特徴

つづいて、日立ハイテクは何の会社かを具体的に説明します。

日立ハイテクは、エレクトロニクス専門商社だった日製産業と、日立製作所の計測機器・半導体製造装置グループが統合してできた日立グループの会社です。

半導体製造装置以外に、医療機器や自動車・輸送機器なども開発しています。

半導体製造装置メーカーとしては、2022年で国内4位・世界9位の売上高。

とくに、エッチング装置や測定・検査装置に強く、ウエハー上の回路パターンの寸法計測に使われる測長SEMでは世界シェア約70%を誇ります。

CD-SEM(測長SEM)とは|日立ハイテク

日立ハイテクの強み

日立ハイテクの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思う日立ハイテクの強みを解説していきます。

日立ハイテクの強み

  • 幅広い事業分野
  • グループ会社のネットワーク
  • 積極的な環境貢献

幅広い事業分野

さきほど言ったように、日立ハイテクは半導体製造装置のほかに、医療機器や自動車・輸送機器などを開発しています。

半導体業界は「シリコンサイクル」という景気の波があるのが特徴ですが、半導体の景気が下がっているときでも、その他の事業で利益を上げられるのが日立ハイテクの強みです。

グループ会社のネットワーク

日立ハイテクは、エレクトロニクス専門商社と計測機器・半導体製造装置部門が統合してできた、商社とメーカー2つの側面を併せ持つ企業です。

コロナ禍における半導体需要の急増時には、製造装置メーカーの部品調達や生産が追いつかないという問題が発生しました。

日立ハイテクでは、自社商社部門を活用したグローバルな調達力や、グループ会社を活用したアウトソーシングで、こうした半導体の需要増に対応しています。

積極的な環境貢献

日立ハイテクグループは、環境貢献に力を入れており、2030年度までにCO2排出ゼロの実現を目指しています。

具体的には、再生可能エネルギーへの切り替え、エネルギー使用効率の改善、森林活動など。

半導体工場では、使われる装置や材料に対しても環境対策や省エネといった項目が重視され始めていますが、日立ハイテクは、こうした問題にもきちんと対応して顧客への信頼を高めています。

日立ハイテクが向いているのはこんな人

日立ハイテクが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、日立ハイテクで働くのが向いているのは以下の人です。

  • 将来性のある企業で働きたい人
  • 年収を重視する人
  • 茨城県・山口県で働きたい人
  • 仕事と子育てを両立したい人
  • グローバルに働きたい人

将来性

日立ハイテクでは、エッチング装置や測長SEMの需要増にともなって工場の新設や自動化を進めています。

たとえば、茨城県那珂地区の新工場「マリンサイト」では、IoTを活用したスマートファクトリーとしての機能が期待されており、今後の需要増にも対応できる生産能力を確保しています。

年収・残業

日立ハイテクの平均年収は917万円と、半導体業界のなかでも高水準。

残業時間も26.5h/月とそこまで多くないので、ワークライフバランスを重視する方にはおすすめの企業です。

勤務地

日立ハイテクの勤務地は、計測・検査装置が茨城県の那珂地区、エッチング装置が山口県の笠戸地区です。

エンジニアの場合は、このどちらかの勤務地になる可能性が高いので、地方で暮らしたい方には向いていると言えます。

ダイバーシティ

日立ハイテクでは、働き方改革や女性の活躍推進にも力を入れています。

たとえば働き方では、2024年度の目標として「残業時間20h/月以下」「有給休暇取得20日以上」を掲げています。

また、日立ハイテクは子育てサポート企業に与えられる「プラチナくるみん」や、女性の活躍を推進する企業に与えられる「えるぼし」といった認定を取得していることから、ダイバーシティ経営に力を入れていることがわかります。

グローバル

日立ハイテクは海外売上比率73.6%と、グローバルに事業を展開しています。

グループ全体で26の国と地域に拠点があり、海外出張などの機会も多いです。

したがって、英語力を活かしたい方や、グローバルに活躍したい方にはおすすめと言えます。

日立ハイテクの企業研究まとめ

日立ハイテクの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

  • 日立ハイテクは、商社とメーカーの2つの機能を併せ持つ日立グループの企業
  • 半導体製造装置ではエッチング装置、測定・検査装置に強い
  • ウエハーの回路パターンの寸法計測に使われる測長SEMでは世界シェア約70%を誇る
  • 自社商社部門を活用したグローバルな調達力や、グループ会社を活用したアウトソーシングが強み
  • 平均年収917万円・残業26.5時間/月
  • 勤務地は茨城県の那珂地区山口県の笠戸地区がメイン
  • 働き方改革や女性の活躍推進に積極的

以上です。

日立ハイテクへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【日立ハイテクの強みと特徴】日立グループの半導体製造装置メーカーを徹底解説

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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