トクヤマ

トクヤマの基本情報

はじめに、トクヤマの基本情報は以下のとおり。

売上高	2,938億円
営業利益	245億円
営業利益率	8.3%
海外売上比率	約20%
研究開発費	126億円
設備投資費	333億円
平均年収	878万円
従業員数（単独）	2,315人
平均年齢	41.4歳
勤続年数	17.6年
残業時間	11.1時間
本社	山口
勤務地	山口、茨城、東京
初任給（学部卒/修士卒/博士卒）	23.4万円/24万円/27.1万円
採用人数	40名程度

トクヤマの特徴

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つづいて、トクヤマは具体的に何の会社かを説明します。

トクヤマは、山口県徳山町（現在の周南市）に本社を構える山口の名門企業です。

総合化学メーカーとして、化学品・エレクトロニクス・建設資材・ライフサイエンス・環境の5つの事業を展開しています。

具体的な製品は、塩ビ・苛性ソーダ、セメント、建材、医療関連機器、半導体材料など。

とくに、ここ数年は半導体事業に力を入れており、売上高の4分の1以上を占める稼ぎ頭です。

ウェーハ用の多結晶シリコンで世界シェア30%を占めるほか、放熱材用窒化アルミニウム、洗浄用高純度IPA、CMPシリカ、フォトレジスト用現像液などでトップシェアを誇ります。

トクヤマの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うトクヤマの強みを解説します。

トクヤマの強み

幅広い事業内容

トクヤマの本社がある徳山製造所は、総面積191万平方メートルを誇ります。

東京ドーム約40個分という広大な面積を生かして、幅広い製品を開発・製造するのが、トクヤマの最大の強みです。

たとえば、建設資材のセメントは、徳山製造所の南陽工場が国内最大級の規模をほこる製品。

臨海部という立地を生かして、アジア各国へ安定供給を行っています。

また、「ソーダ灰（炭酸ナトリウム）」は、トクヤマが創業以来ずっと製造している主力製品です。

国内で唯一の製造会社で、洗剤やガラスの原料として幅広く用いられています。

さらに、エレクトロニクス材料では、半導体ウエハーの素となる多結晶シリコンや、放熱材料として使われる窒化アルミニウム、半導体の製造工程で洗浄液として使われる高純度IPAなどを製造。

それぞれ、世界トップクラスのシェアを誇ります。

その他の製品については、トクヤマのHPで詳しく紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。

成長事業に注力

実はトクヤマは、2009年から太陽電池パネルの原料シリコンの生産工場を立ち上げており、総額2,100億円をつぎ込んでいます。

しかしながら、市況の暴落によって大量の赤字を計上し、2017年に工場を売却、太陽電池用シリコン事業から撤退したという過去がありました。

この経験から、近年では、着実に利益を出し、今後も成長が見込まれる電子材料・ライフサイエンス・環境の3つの事業に注力していくこと発表。

とくに、半導体材料は、微細化によってシェア拡大や売上増加と成果を上げており、将来性が期待できる分野です。

また、ライフサイエンス事業では、医薬品や歯科材料などのヘルスケア領域で成長が期待されます。

トクヤマが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、トクヤマで働くのが向いているのは以下の人です。

年収・残業時間

トクヤマの平均年収は878万円と、化学メーカーの中でも高水準です。

一方で、残業時間は平均11.1h/月とかなり少ないので、プライベートの時間もしっかり確保できます。

したがって、ワークライフバランスを重視する方におすすめです。

福利厚生

トクヤマは、厚生労働大臣が認めた子育てサポート企業の証である「プラチナくるみん」を取得しています。

「ママネット」というママさん社員同士で立ち上げられたネットワークもあり、社内制度の提案や定期的なランチ交流会の開催などが行われています。

仕事と子育てを両立したい方には、大変働きやすい職場です。

勤務地

トクヤマの勤務地は、山口県周南市の徳山製造所がメインです。

そのほか、事務系なら東京本部、研究開発職なら茨城県のつくば研究所の可能性もあります。

グローバル

トクヤマグループでは、アジアを中心として世界7の国と地域に16の事業所があります。

技術系・事務系あわせて約40名が海外駐在しているほか、海外出張の機会もあるので、グローバルに働きたい人におすすめです。

トクヤマの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

以上です。

トクヤマへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください！