レゾナック

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【レゾナックの強みと特徴】世界No.1の半導体材料メーカーを徹底解説

「レゾナックへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「レゾナックの強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「レゾナックの特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • レゾナックの企業情報
  • レゾナックの働き方
  • レゾナックの強み・弱み
目次

レゾナックの基本情報

はじめに、レゾナックの基本情報は以下のとおり。

売上高1兆4,196億円
営業利益872億円
営業利益率6.1%
海外売上比率55.7%
研究開発費468億円
設備投資費786億円
平均年収992万円
従業員数(単独)3,238人
平均年齢40.9歳
勤続年数17.1年
残業時間17.8時間
本社東京
勤務地東京、山口、茨城、千葉、など
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)23万円/25万円/30.8万円
採用人数121名

レゾナックの特徴

つづいて、レゾナックは何の会社かを具体的に紹介します。

レゾナックは、昭和電工昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が統合したことにより、2023年に生まれた化学メーカーです。

事業分野は、大きく次の4つ。

  1. 半導体・電子材料(前工程・後工程の半導体材料)
  2. モビリティ(自動車部品、リチウム電池材料など)
  3. イノベーション材料(セラミックス、機能性化学品など)
  4. ケミカル(石油化学、化学品、黒鉛電極など)

この中で「半導体・電子材料事業」の売上高の割合は、「ケミカル事業」に次いで31%を占め、中核事業の一つとなっています。

レゾナックの半導体材料の売上高は世界3位で、後工程に限ればそのシェアは世界1位です。

今後、半導体・電子材料事業に集中的に投資し、2030年には売上高のおよそ45%を占める事業に成長させるとしており、将来性も期待できます。

前工程・後工程とは

半導体製造で、シリコンウエハ−上に回路パターンを形成する工程を「前工程」、ウェーハを切断し1つ1つのチップとして製品にする工程を「後工程」と呼ぶ。

レゾナックの強み

レゾナックの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うレゾナックの強みを解説していきます。

レゾナックの強み

  • 半導体事業の成長が期待できる
  • 複数の重要材料でトップシェア
  • 年収が高い

レゾナックの強み①:半導体事業の成長が期待できる

冒頭で、レゾナックは昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が統合したと説明しました。

この統合によるメリットは、技術・資金の基盤が強化されること。

とくに、「半導体・電子材料事業」については、昭和電工の半導体以外の事業から得られる収益を、昭和電工マテリアルズの半導体事業に投資できるため、資金基盤が整ってより安定した成長が見込まれます。

また、昭和電工は材料を作ること(分子設計)に強みを持ち、旧日立化成は材料を混ぜること(機能設計)に強みを持っていました。

今回の統合により、半導体材料分野を幅広くカバーでき、技術基盤も強化されたといえるでしょう。

レゾナックの強み②:複数の重要材料でトップシェア

さきほど言ったように、レゾナックの半導体材料の売上高は、世界3位です。

半導体材料の売上高ではウエハーメーカーが上位を占めますが、実は、上位5社の中でウエハーを扱っていないのはレゾナックのみ

それにもかかわらず、半導体事業の売上高が上位なのは、レゾナックが複数の重要材料で高いシェアを獲得しているためです。

たとえば、後工程の主要材料は10~15種類あり、その中でレゾナックは7~8種類をそろえ、それぞれ世界シェア1位か2位を獲得しています。

レゾナックのシェアNo.1製品の例

  • CMPスラリー
  • 高純度ガス
  • ダイボンディング材料
  • 銅張積層板
  • 感光性フィルム etc

レゾナックの強み③:年収が高い

レゾナックの平均年収は992万円です。

これは、年収が高い半導体業界の中でも、さらに上位に入るほどの高水準。

初任給は半導体業界を含むほかの大手企業と同じ水準なので、入社後の給料の上がり幅が、ほかの企業より高いと言えるでしょう。

レゾナックが向いているのはこんな人

レゾナックが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、レゾナックで働くのが向いているのは以下の人です。

  • 年収を重視したい人
  • 残業が少ない職場で働きたい人
  • ワークライフバランスを重視したい人
  • 地方で働きたい人

年収

さきほど言ったように、レゾナックの平均年収は992万円と業界トップクラス。

一方で、残業時間は平均17.8時間/月と少ないので、プライベートと年収の両方を重視する方におすすめと言えます。

ワークライフバランス

レゾナックでは、「サポート休暇」というものを用意し、ワークライフバランスを実現しやすい環境が整っています。

サポート休暇とは、毎年5日を全員に付与し、最大40日まで繰り越しできる休暇制度です。

1日単位だけでなく半日、時間単位で取得でき、小学校卒業までの子どもの学校行事への参加、臨時休校や学級閉鎖などへの対応、子どもや家族の看護・介護などに使えます。

勤務地

レゾナックの本社は東京ですが、研究開発拠点があるのは、山口、茨城、千葉などの地方です。

一部の事務職や営業職は本社勤務ですが、それ以外の技術職や製造職は基本的に工場勤務になるので、地方勤務がメイン。

そのため、地方や地元で働きたい方に向いている企業と言えます。

レゾナックの企業研究まとめ

レゾナックの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

  • レゾナックは、半導体事業やケミカル事業に強みを持つ化学メーカー
  • 半導体材料の売上高は世界3位
  • 後工程に限れば、世界1位
  • 2社の統合により技術・資金基盤が強化された
  • 年収が高くて残業が少ない会社
  • 勤務地は地方がメイン

以上です。

レゾナックや半導体業界への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【レゾナックの強みと特徴】世界No.1の半導体材料メーカーを徹底解説

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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