日産化学

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【日産化学の強みと特徴】研究開発に強い化学メーカーを徹底解説

「日産化学への就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「日産化学の強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「日産化学の特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • 日産化学の企業情報
  • 日産化学の働き方
  • 日産化学の強み・弱み
目次

日産化学の基本情報

はじめに、日産化学の基本情報は以下のとおり。

売上高2,080億円
営業利益537億円
営業利益率24.5%
海外売上比率8割以上
研究開発費160億円
設備投資費124億円
平均年収956万円
従業員数(単独)1,929人
平均年齢40.2歳
勤続年数15.7年
残業時間21.2時間
本社東京
勤務地千葉、埼玉、富山、愛知、山口など
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)23.5万円/25.7万円/29.1万円
採用人数34名

日産化学の特徴

日産化学の特徴

つづいて、日産化学は具体的に何の会社かを説明します。

日産化学は、化学品や機能性材料を扱う化学メーカーです。

具体的には、基礎化学品のほか、ディスプレイ材料、半導体材料、農薬、医薬品などを開発しています。

半導体関連では、洗浄で使われる硫酸、硝酸、アンモニアなどの高純度薬品や、リソグラフィーで使われる反射防止コーティング材(ARC)を開発。

コロナ禍の需要拡大を受けて、大きく売上を伸ばしています。

反射防止コーティング材は、ウエハーに回路パターンを転写する「露光工程」で使われる半導体材料です。

半導体の微細化が進むとともに、露光工程ではより短い波長の光が使われます。

一方で、光の短波長化で問題となるのが「反射率の増大」です。

すこし専門的な話になりますが、基板での反射率の増大は、レジスト膜厚や回路パターンの線幅の変動、さらにはノッチングと呼ばれる回路パターンの断線などのトラブルを引き起こします。

そこで、これを防止するために使われるのが、反射防止コーティング材です。

日産化学は、この反射防止コーティング材で世界的に高いシェアを獲得しています。

日産化学の強み

日産化学の強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思う日産化学の強みを解説します。

日産化学の強み

  • 研究開発力
  • ニッチ分野に強い

研究開発力

日産化学は、化学メーカーの中でも研究開発費の割合が高い企業です。

具体的に言うと、主要化学メーカーの研究開発費比率が平均3.5%なのに対して、日産化学は7.7%と2倍以上。

また、新入社員の採用は約7割が研究職と研究開発に力を入れていることがわかります。

このような高い研究開発力によって、日産化学の営業利益率は24.5%と超高水準。

日本の化学メーカーで20年連続営業利益率が10%を超えているのは、信越化学工業と日産化学だけです。

ニッチ分野に強い

現在、日産化学の業績をけん引しているのは、液晶ディスプレーや半導体材料、農薬、動物用医薬品などの事業です。

具体的には、液晶ディスプレー向けの光配向膜材料、半導体用反射防止コーティング材、動物用医薬品原薬「フルララネル」などの製品が好調。

ニッチな分野でトップクラスのシェアを獲得しており、コロナ禍でも安定した利益を確保しているのが強みです。

日産化学が向いているのはこんな人

日産化学が向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、日産化学で働くのが向いているのは以下の人です。

  • 業績が伸びている会社で働きたい人
  • 年収を重視する人
  • 地方で働きたい人
  • グローバルに働きたい人

年収

日産化学の平均年収は956万円と化学メーカーの中でもトップクラス。

一方で、残業時間は21.2h/月とそこまで多くないので、年収と残業時間の両方を重視する方におすすめです。

勤務地

日産化学の勤務地は、各地の工場・研究所です。

これらの拠点があるのは、千葉・埼玉・富山・愛知・山口県と地方が多いので、地方で働きたい方におすすめ。

どの事業所にも独身寮や社宅があるので、遠方出身の方でも安心です。

グローバル

日産化学は海外売上比率8割以上とグローバルに事業を展開しています。

海外出張・駐在の機会も多く、入社後数年で海外赴任を経験する例もあるとのこと。

日産化学の企業研究まとめ

日産化学の企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

  • 日産化学は、ニッチ分野に強い化学メーカー
  • 半導体の反射防止コーティング材でシェアトップクラス
  • 研究開発力と高い営業利益率が強み
  • 平均年収956万円・残業21.2h/月
  • 勤務地は千葉・埼玉・富山・愛知・山口県がメイン
  • 海外売上比率が高く、グローバルに働ける

以上です。

日産化学への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【日産化学の強みと特徴】研究開発に強い化学メーカーを徹底解説

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:28歳・社会人5年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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