日亜化学工業

日亜化学工業の基本情報

はじめに、日亜化学工業の基本情報は以下のとおり。

売上高	4,037億円
営業利益	761億円
営業利益率	18.8%
海外売上比率	72.7%
研究開発費	217億円
設備投資費	751億円
平均年収	675万円
従業員数（単独）	2,990人
連結従業員数	9,110人
平均年齢	39.3歳
勤続年数	13.4年
残業時間	18.8時間
本社	徳島
勤務地	徳島、神奈川、長野、など
初任給（学部卒/修士卒/博士卒）	24万円/26.5万円/29万円
採用人数	100名程度

日亜化学工業の特徴

つづいて、日亜化学工業は具体的に何の会社かを説明します。

日亜化学工業は、徳島県阿南市に本社を置く化学メーカーです。

LEDや半導体レーザー、リチウムイオン電池用正極材料、磁性材料などを開発しています。

主力の白色LEDでは世界トップクラスのシェア。

携帯電話の液晶バックライトや車のヘッドランプ、一般照明などに活用されています。

また、LED開発で培った技術を応用した半導体レーザーは、ディスクストレージやレーザープロジェクタ、産業用レーザーなどで使われています。

さらに、リチウムイオン電池用正極材料は、スマホやパソコンの二次電池として普及。

今後は、ハイブリッド車や電気自動車、エネルギー貯蔵用としても需要が期待されています。

以上のように、日亜化学工業は「光」と「エネルギー」に関する技術開発を行う化学メーカーです。

日亜化学工業の強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思う日亜化学工業の強みを解説します。

日亜化学工業の強み

将来性が高い

日亜化学工業の主力である白色LEDやリチウムイオン電池用正極材料は、今後も需要拡大が見込まれる製品です。

たとえば、白色LEDは、現在でも車載向けやスマホ・パソコンの液晶パネル、建物の照明など、あらゆる用途で使用されています。

一方で、2020年には紫外線LEDを製品化し、殺菌分野でのニーズを獲得しました。

車載向けについても、電気自動車や自動運転車で需要が拡大すると予想されています。

このように、新規市場の開拓やニーズの拡大によって、将来性が期待されるのが日亜化学工業の強みです。

ものづくりに強い

日亜化学工業は、1993年、20世紀中には不可能とされていた青色LEDを世界で初めて開発しました。

さらに1996年には、青色LEDと黄色の蛍光体を重ねた白色LEDを世界で初めて開発しています。

白色LEDは現在あらゆる用途で使用されており、開発当初の1996年の売上高294億円に対し、2021年は4,037億円と約10倍以上に成長しています。

また、日亜化学工業は国内生産にこだわることで、品質の高い製品を生産しているのも特徴です。

生産拠点は本社のある徳島県に集中させ、研究開発拠点を徳島・神奈川・長野の3拠点に設けています。

世界の革新企業を選出する「Top 100 グローバル・イノベーター」にも選ばれており、ものづくりに強みを持つのが日亜化学工業の特徴です。

日亜化学工業が向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、日亜化学工業で働くのが向いているのは以下の人です。

年収

日亜化学工業の平均年収は675万円です。

半導体業界のほかの会社と比べるとそこまで高い水準ではありませんが、残業時間は平均18.8h/月なので、比較的ゆとりをもって働けるでしょう。

ワークライフバランス

日亜化学工業は、有給休暇の取得率が83.3%と高水準です。

年間休日も多く、育児休暇などの制度も充実しているので、ワークライフバランスを重視する人におすすめの職場と言えます。

研修制度

日亜化学工業では、資格取得や語学学習などの研修制度が充実しています。

業務に必要な書籍や学習費用を会社が負担してくれるので、自分のお金を使わずに学び直しができるのが魅力です。

勤務地

日亜化学工業の本社は徳島県の阿南市にあり、工場もその周辺にあります。

徳島は海・山・川と自然が多く住みやすいのが魅力。

東京へは、徳島ー羽田の便が1日10往復でているので、アクセスも不便しません。

日亜化学工業の企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

以上です。

日亜化学工業への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください！