オリエンタルモーター

オリエンタルモーターの基本情報

はじめに、オリエンタルモーターの基本情報は以下のとおり。

売上高	719億円
営業利益	111億円
営業利益率	15.5%
海外売上比率	46.4%
平均年収	792万円
従業員数（単独）	1,955人
平均年齢	40.3歳
勤続年数	15.9年
残業時間	8.9時間
本社	東京
勤務地	山形、福島、茨城、香川、など
初任給（学部卒/修士卒/博士卒）	24.6万円/27.3万円/30.5万円

オリエンタルモーターの特徴

この投稿をInstagramで見る

はく｜半導体業界の優良企業紹介(@haku_kikai.to.handotai)がシェアした投稿

つづいて、オリエンタルモーターは具体的にどんな会社かを説明します。

オリエンタルモーターは、モーターおよびその周辺機器を開発・製造・販売する精密部品メーカーです。

事業分野は、FA機器や半導体製造装置、医療機器、食品・計量・包装機械、交通機器、金融機器など。

身近なところでは、EVの充電スタンドやATM、駅の自動改札機で、オリエンタルモーターの製品が使われています。

また、半導体分野では、ウエハーを運ぶアームやリフターなどの駆動部でステッピングモータやサーボモータが使われています。

半導体製造装置は、装置のフットプリント（専有面積）とスループット（1時間あたりに処理できるウエハー枚数）が重要です。

限られたスペースでより多くのウエハーを処理するためには、フットプリントが小さく、スループットが高い必要があり、オリエンタルモーターの製品は高精度な位置決めや速度制御、省スペース化に貢献しています。

オリエンタルモーターの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うオリエンタルモーターの強みを解説します。

オリエンタルモーターの強み

高い技術力

半導体製造装置や電子顕微鏡、分析機器に用いられるモーターには、ミクロン単位の位置決め精度が求められます。

たとえば、半導体製造装置では、位置ずれがウエハーの破損や製品不良につながるため、位置決めや速度制御はとくに重要。

オリエンタルモーターの製品は、高い技術力によって高精度な位置決めを実現しており、こうした半導体・電子部品製造装置にうってつけです。

また、近年は世界的に環境への意識が高まっており、小型化や省エネ化の需要が高まっています。

オリエンタルモーターでは、より高効率なモーターを開発することで、こうした環境課題の解決に貢献しており、これらを実現する高い技術力が最大の強みです。

幅広い事業内容

冒頭で説明したように、オリエンタルモーターの製品は、私たちの身の回りのあらゆる機器に使われています。

半導体業界はシリコンサイクルという景気の上げ下げがあり、業績が不安定になりがちなのがデメリットですが、オリエンタルモーターは幅広い事業内容で安定した収益を上げられるのが強みです。

また、直近の業績を見ると、コロナ以降の2020年から4年連続で売上を拡大しています。

営業利益は2020年から2023年で5倍以上に増えており、今後の成長や将来性が期待できるでしょう。

オリエンタルモーターが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、オリエンタルモーターで働くのが向いているのは以下の人です。

仕事内容

オリエンタルモーターの顧客は、私たち一般消費者ではなく、医療機器や半導体製造装置メーカーといった企業です。

そのため知名度は低いですが、さまざまな産業を支えているのが特徴。

BtoBの優良企業を探している方におすすめの会社です。

ワークライフバランス

オリエンタルモーターの平均年収は792万円と高水準です。

一方で、残業時間は8.9h/月と非常に少ないので、ワークライフバランスを重視する人におすすめ。

ダイバーシティ

オリエンタルモーターは、厚生労働大臣が子育てサポート企業として認めた「プラチナくるみん」認定企業です。

残業時間が少ないほか、休暇制度も充実しており、育休取得率は女性100%・男性58.8%と男性の取得率も高いのが特徴。

仕事と子育てを両立しやすい環境で、実際に、女性の技術者が多く活躍しています。

勤務地

オリエンタルモーターの主な勤務地は、全国各地にある事業所・研究所です。

具体的には、山形・福島・茨木・香川など。

エリア採用も実施しているので、地方で働きたい人、子育てをしたい人におすすめです。

オリエンタルモーターの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

以上です。

オリエンタルモーターへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください！