「東京エレクトロンの求人を探している」
「そもそも何の会社で、どんな職種や人材を募集してるの?」
「業界未経験でも応募できる?」
「年収が高い理由は?」
このような疑問を解決します。
こんにちは。はくです。
2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。
本記事では、国内首位の半導体製造装置メーカーである東京エレクトロンの求人を調べてまとめてみました。
事業内容から具体的な仕事、そして年収が高い理由をわかりやすく解説します。
東京エレクトロンの求人に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
この記事を読むとわかること
- 東京エレクトロンがどんな会社かわかる
- 東京エレクトロンの求人情報がわかる
- 東京エレクトロンで働く方法がわかる
- マイナビメーカーAGENT・・・製造業の転職に特化。20代・30代の方におすすめ
- JACリクルートメント・・・ミドル・ハイクラス向け。外資系の転職にも強い
- ビズリーチ・・・ハイクラスの転職に特化。スカウト型の転職サービス
※マイナビのプロモーションを含みます
東京エレクトロンの事業内容は?
はじめに、東京エレクトロンは国内首位の売上高を誇る半導体製造装置メーカーです。
2023年3月期の売上高は驚異の2兆円超え。
2024年3月時点で時価総額はキーエンスやソニー、ソフトバンクなどを抑えて国内3位にランクインしており、投資家も注目する隠れ優良企業です。
半導体製造装置とは
半導体業界で働く人や株に詳しい人なら誰もが知る優良企業ですが、一方で「半導体製造装置ってなに…?」という方も多いですよね。
半導体製造装置は、その名のとおり「半導体をつくるための装置」です。
詳しく説明すると本1冊分の内容になってしまうので、ここでは簡単に説明します。
半導体はシリコンウエハーと呼ばれる円盤状の材料に電子回路を形成し、それを1つ1つのチップに切断、さらにパッケージングしてスマホなどの電子機器に搭載されます。
ここで、ウエハーやチップの加工を行う装置が半導体製造装置です。
ウエハーに回路を形成する工程を「前工程」、チップに切断してパッケージングする工程を「後工程」と呼び、各工程ごとに専用の装置が必要になります。
そして、これらの装置をつくっているのが、東京エレクトロンをはじめとした半導体製造装置メーカーです。
東京エレクトロンの強み
東京エレクトロンの強みは、前工程の装置を幅広く手掛けていること。
ウエハーの汚れを取り除く洗浄装置、配線や絶縁膜を形成する成膜装置、膜を削り取るエッチング装置、塗布・現像を行うコータ・デベロッパなど。
前工程で使われる複数の装置で高いシェアを獲得しています。
特にコータ・デベロッパは、東京エレクトロンが市場シェア9割、EUVと呼ばれる先端半導体向けに関してはシェア100%です。
また、東京エレクトロンは営業利益率が高いことでも有名。
2023年3月期の営業利益率は驚異の28%で、製造業の平均4%と比べても、稼ぐ力が高いことがわかります。
東京エレクトロンは研究開発にも力を入れており、こうした付加価値の高い装置をつくれる技術力が東京エレクトロンの強みです。
東京エレクトロンの求人がヤバい
ここからは、具体的に東京エレクトロンの求人情報を見ていきます。
募集職種
東京エレクトロンの中途採用の主な募集職種は、以下のとおり。
設計・開発から、営業、間接部門まで、幅広く募集されています。
- メカ設計
- エレキ設計
- ソフト設計
- データサイエンティスト
- プロセス開発
- インフラエンジニア
- フィールドエンジニア
- 営業
- マーケティング
- 渉外
- 品質保証
- 知財
- 装置安全・・・etc
仕事内容
簡単に各職種の仕事内容を説明すると、メカ・エレキ・ソフト設計は、いわゆる装置本体をつくる設計・開発職です。
例えば、僕も担当するメカ設計は、ウエハーが搬送されるプラットフォームや、ウエハーの処理が行われるプロセスモジュールの設計を担当します。
プロセス開発は、装置の仕様を決める仕事。
お客さん(半導体メーカー)の要求を聞き、それをもとにプロセスレシピの開発や評価を行います。
メカ設計に比べて、お客さんとの距離が近く、海外出張やミーティングすることも多い職種です。
また、営業は文字どおり半導体メーカーに装置を売り込む仕事ですが、一般的なメーカーの営業職と違うのは規模の大きな仕事ができること。
半導体製造装置の価格は1台数億円から、高いものでは数百億円です。
半導体メーカーの設備投資も年々増えているので、海外顧客を相手に、規模の大きな仕事をしたい方に向いています。
年収
有価証券報告書によると、2023年3月期の東京エレクトロンの平均年収は1,399万円とのこと。
ただし、これは上位層が平均を押し上げているので、実際の平均年収はもう少し下がります。
転職サイトで東京エレクトロンの求人を見ると、大体600万円〜1,200万円前後となっているので、1,000万円程度が実際の平均年収と言えそうです。
東京エレクトロンと言えば、ボーナス支給額ランキングで1位、直近では初任給を30万円に引き上げたりと、高年収であることは間違いありません。
残業時間
年収が高い分、残業時間も多いのが東京エレクトロンの特徴です。
四季報を見ると、残業時間は35h/月となっています。
これは平均なので、開発職や営業は平均以上であることは間違いありません。
もちろん、他の会社同様、職種や部署にもよりますが、ガンガン働いて稼ぎたいという方に向いている会社と言えるでしょう。
勤務地
東京エレクトロンは、本社が赤坂にあるほか、研究開発拠点が岩手・宮城・山梨・熊本県にあります。
したがって、一部の事務系や営業職を除いて、基本的には地方勤務です。
また、営業やフィールドエンジニア、プロセスエンジニアは海外出張や駐在もあるので、海外勤務の可能性もあります。
(僕みたいなメカ設計で海外駐在はほぼありませんが・・・)
福利厚生
大企業ともあって、通勤手当や住宅補助、育児休暇など、必要な福利厚生は一通りそろっています。
特徴的なものを取り上げると、ニセコ(北海道)や箱根、軽井沢にある保養所が利用できる制度や、奨励金15%を上乗せして始められる持株会制度です。
冒頭で説明したように、東京エレクトロンは投資家からの注目度が高く、株価も右肩上がりの銘柄なので、会社の補助付きで資産形成できるのは魅力ですね。
(もちろん、投資は自己責任でやるべきですが・・・)
応募資格
職種にもよりますが、設計開発や営業職には「プロセスモジュール開発経験5年以上」や「半導体業界での営業経験」などが必須として挙げられています。
ただし、近年、半導体業界は人手不足もあって異業種からの転職が増加傾向。
未経験でも転職できる求人が増えているので、半導体業界以外からの転職を検討している方は、転職エージェントなどで相談してみるのがおすすめです。
また、歓迎条件として、英語や中国語といった語学力の記載もあります。
ただし、どの会社も同じですが、こうした会社であっても実際に「英語がペラペラ」な人はほとんどいません。
みんな入社してから勉強したり、カタコトの英語でなんとか仕事をしている状況なので、語学力はそこまで気にしなくていいでしょう。
東京エレクトロンの求人に応募するには
東京エレクトロンに転職する場合は、転職サイト経由がおすすめ。
転職がはじめての方や何か不安がある方は、プロのエージェントに転職活動をサポートしてもらえます。
とくに、東京エレクトロンの場合は、年収交渉をお願いしたり、「リアル」な残業時間を教えてもらったりするといった使い方も。
エージェントは担当によって相性が合う・合わないもあるため、1社にこだわらず複数登録しておくといいでしょう。
東京エレクトロンの求人に応募できるおすすめの転職サイトは以下のとおり。
ざっくり説明すると、若手向けのマイナビ、ミドル向けのJACリクルートメント、ハイクラス向けのビズリーチといった特徴があります。
- マイナビメーカーAGENT・・・製造業の転職に特化。20代・30代の方におすすめ
- JACリクルートメント・・・ミドル・ハイクラス向け。外資系の転職にも強い
- ビズリーチ・・・ハイクラスの転職に特化。スカウト型の転職サービス
※マイナビのプロモーションを含みます
東京エレクトロンの「ヤバい」求人情報まとめ
東京エレクトロンの求人情報をまとめます。
- 東京エレクトロンは国内1位の半導体製造装置メーカー
- 前工程の製造装置を幅広く手掛ける
- 研究開発に強く、営業利益率が高い
- 中途採用では、設計開発から営業、間接部門まで幅広く募集
- 平均年収1,399万円・残業時間35h/月
- 勤務地は岩手・宮城・山梨・熊本県にある研究開発拠点がメイン
- 異業種からの転職も可能
- 東京エレクトロンの求人に応募するなら転職サイト経由がおすすめ
以上です。
東京エレクトロンに転職したい方は、ぜひ参考にしてみてください!