【人材争奪戦】話題のラピダスの求人をわかりやすくまとめてみた

「ラピダスの求人を探している」

「そもそも、どんな職種や人材を募集してるの？」

「具体例な仕事内容や、北海道での生活も気になる…！」

このような疑問を解決します。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、「待遇がヤバい」と話題のRapidus株式会社（ラピダス）の求人についてまとめてみました。

職種や年収から具体的な仕事内容まで、どんな募集があるかをわかりやすく解説します。

ラピダスの求人に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

この記事を読むとわかること

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そもそもラピダスとは？

Rapidus（ラピダス）は、2nm世代以降の最先端ロジック半導体の量産化を目的として2022年8月に設立された日本の半導体ファウンドリです。

社長には米ウェスタンデジタルの日本法人社長を務めた小池敦義氏、会長には東京エレクトロン社長・会長・相談役を歴任した東哲郎氏がそれぞれ就任。

日本政府と国内大手メーカー8社が出資しています。

ラピダスが目指すもの

「2nm」という数字は、半導体のプロセスノードと呼ばれるものです。

ここでは簡単に、数字が小さいほど性能が上がると理解してもらって構いません。

2023年現在、量産が成功しているのはiPhone15シリーズに搭載されている3nm半導体です。

ラピダスが目指すのはその先の2nm半導体で、今後AIやデータセンター、自動運転などの分野で需要が拡大すると言われています。

ラピダスのビジネスモデル

また、自社で工場を持たず設計のみを行うファブレスに対して、ファブレスから半導体の製造を受託する企業をファウンドリと言います。

さきほど挙げた国内8社をはじめ、半導体メーカーや自動車メーカーなどの顧客から、半導体の製造を請け負うのがラピダスのビジネスモデル。

最先端の半導体ファウンドリを立ち上げるためのプロセス開発や先端デバイス開発、パッケージング開発、工場建設、および資材調達などが主な仕事内容になります。

ラピダスの求人がやばい

ここからは、ラピダスの求人を見ていきます。

ラピダスの新卒採用

ラピダスの新卒採用は、2023年12月現在ハローワークでのみ求人が掲載されています。

対象は、2024年春卒業予定の高専生・大学生・大学院生です。

具体的な職種・勤務地・給料・応募資格・採用人数について、以下で見ていきます。

募集職種

新卒採用で募集されている職種は以下のとおり。

ぞれぞれ採用人数が数名となっており、狭き門と言えます。

①製造実行システム担当エンジニア

簡単に仕事内容を説明すると、製造実行システム（MES）を使って半導体の前工程・後工程製造ラインを構築する仕事です。

プログラミングや生産管理の知識が必要になります。

②オペレーションエンジニア・メンテナンスエンジニア

製造ラインの稼働を支える仕事です。

クリーンルームの運転・維持管理や装置の改造・メンテナンス、生産設備のコスト削減・効率化などの業務を担当します。

③ソフトウェア開発・装置自動化エンジニア・FA自動化エンジニア

装置や製造ラインの自動化のためのソフトウェア開発です。

MESのカスタマイズやUI開発なども担当します。

④AI/DL開発推進データサイエンティスト

AIアプリ開発や製造ITシステムへの組み込みを推進するデータサイエンティストチームのメンバーとして働く仕事です。

求める専門性に、「データアナリティクスについて深い知識を持つ方」「研究テーマが先端AI技術の応用に関する研究をされていた方」などとあるので、ある程度の専門性が求められる職種になります。

応募資格

基本的に、理系の学部出身であることが必須条件となっていますが、それ以外の必要資格や条件はありません（④以外）。

歓迎条件として「TOEIC600以上」とあるので、英語力も新卒採用では必須ではなさそう。

いわゆる、他の大手企業と同じレベルと言えるでしょう（歓迎条件とあるが、実際英語ができる人は少ない状態）。

勤務地

ラピダス新卒採用の勤務地は、生産工場のある北海道千歳市です。

新千歳空港が近く、最寄りのJR南千歳駅から車で5分とアクセスも良好。

西部には支笏湖を有する国立公園もあり、工業団地と自然のバランスが良いのが千歳市の魅力です。

初任給

基本給は、職種ごとに以下となっています。

全国平均や勤務地となる北海道の平均よりは高いですが、半導体業界で見れば初任給がめちゃくちゃ多いというわけではなく、平均よりちょっと良いといった感じです。

以上が、ラピダス新卒採用の募集要項です。

直近では、千歳市で大学生や高専生を対象にした説明会も開催されています。

求人は北海道内に限らず全国を対象にしているとのことなので、何か情報が更新されれば僕のTwitter（@nanamemo_net）でシェアしていこうと思います。

ラピダスの中途採用

つづいて、ラピダスの中途採用を見ていきます。

中途採用はラピダスのホームページのほか、後述する転職サイト2社でも求人が掲載されています。

職種・仕事内容

現在、ラピダスの中途採用で募集がかかっている職種は以下のとおり。

メインとなる半導体プロセス開発やデバイス開発、パッケージング開発、回路設計のほか、社内SEや品質管理、生産技術、資材調達、知財など間接部門の職種もあります。

生産技術や資材調達はマネージャー職もあり、いわゆるハイクラスの求人です。

応募資格

中途採用の応募資格は、以下のとおり。

直近のニュースでは50代以上のベテラン技術者が多いと報道されていますが、応募資格は業界経験3年以上なので今後は若手も増えていくと予想されます。

また、ソフトウェア開発など一部の職種は「業界未経験も歓迎」とのことです。

勤務地

中途採用の勤務地は、本社のある東京の麹町、および日本IBMの事業所がある神奈川県の川崎です。

ラピダスはアメリカのIBMから技術提携を受けているので、一部の技術職や生産技術は神奈川勤務になります。

また、ニューヨークにあるIBMの半導体研究開発拠点やラピダス北海道工場を含む、国内外への出張もあるとのこと。

たとえば、半導体の国際研究機関IMECはベルギーに、EUV露光装置メーカーのASMLはオランダにあります。

直近では、アメリカの西海岸（将来的な顧客となる大手IT企業が多い）に、営業拠点を開設することも発表されています。

年収

公開されているラピダスの平均年収は以下のとおり。

かなり幅がありますが、こちらは転職時の業界経験年数やスキルによって決定されると推測します。

ラピダスの求人に応募する方法

さいごに、中途採用でラピダスの求人に応募する方法を紹介します。

採用サイトから直接エントリーすることもできますが、おすすめは転職エージェントを活用すること。

ラピダスは設立間もないこともあり、転職に関する情報が少ないのが難点。

転職エージェントを活用すれば、こうした情報を聞けるほか、履歴書や面接対策のアドバイスもしてくれます。

ラピダスの求人を取り扱っている転職サイトは少なく、僕が調べた限りだと、2023年12月時点では以下の3社のみでした。

転職エージェントは担当者との相性もあるので、どれを使うか迷う方は、複数登録しておくと良いでしょう。

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まとめ：ラピダスに挑戦しよう

以上、ラピダスの求人情報をまとめて紹介しました。

日本初の先端半導体ファウンドリであるラピダスは、日本の半導体産業の行く末を左右する注目企業。

今後、新たな情報が公開されたら、本ブログやTwitter（@nanamemo_net）でも発信していく予定なので、ぜひチェックしていただけると幸いです！

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