「ミネベアミツミへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」
「そもそも何を作っている会社?」
「ミネベアミツミの強み・弱みは?」
「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」
このような疑問にお答えします。
こんにちは。はくです。
2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。
本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「ミネベアミツミの特徴」を解説します。
この記事を読むとわかること
- ミネベアミツミの企業情報
- ミネベアミツミの働き方
- ミネベアミツミの強み・弱み
ミネベアミツミの基本情報
はじめに、ミネベアミツミの基本情報は以下のとおり。
売上高 | 1兆2,922億円 |
営業利益 | 1,015億円 |
営業利益率 | 7.9% |
海外売上比率 | 71.6% |
研究開発費 | 380億円 |
設備投資費 | 1,400億円 |
平均年収 | 714万円 |
従業員数(単独) | 7,688人 |
連結従業員数 | 85,954人 |
平均年齢 | 45.3歳 |
勤続年数 | 男性17.2年、女性17.0年 |
残業時間 | 3.8時間 |
本社 | 長野 |
勤務地 | 東京、長野、群馬、静岡、など |
初任給(学部卒/修士卒/博士卒) | 23.2万円/25.3万円/27.8万円 |
採用人数 | 200名程度 |
ミネベアミツミの特徴
つづいて、ミネベアミツミは具体的にどんな会社かを説明します。
ミネベアミツミは、長野県に本社を置く精密部品メーカーです。
8つのコア事業として、ベアリング・モーター・アナログ半導体・アクセス製品・センサー・コネクタ・電源・無線通信などを開発しています。
ミネベアミツミの最大の特徴は「超精密加工」技術です。
高い技術力を生かしたミニチュアボールベアリングは外径わずか1.5mmと世界最小を実現。
世界シェアNo.1を獲得しています。
そのほか、航空機用ロッドエンドベアリングやHDD用ピボットアッセンブリー、リチウムイオン電池保護ICで世界シェア1位。
また、ステッピングモーターや液晶用LEDバックライト用導光板などで世界最小・最薄を実現しています。
ミネベアミツミの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うミネベアミツミの強みを解説します。
ミネベアミツミの強み
- 幅広い製品群
- 高い将来性
幅広い製品郡
現在のミネベアミツミは、極小ベアリングやモーターに強いミネベアと、センサーやコネクタ部品、半導体を得意とするミツミ電機が2017年に統合して設立されました。
両社の主力製品はミネベアが出力機器、ミツミ電機が入力機器と補完関係にあるため、統合によるシナジーが発揮されています。
たとえば、ミツミ電機の半導体製品をミネベアのモーターに組み込むことで、よりコンパクトな実装が可能です。
実際、こうした2社の技術の組み合わせによって生まれた製品も多く、ロボットやウェアラブル機器など他分野へ応用されています。
冒頭で説明したように、ミネベアミツミはベアリングやモーターから、コネクタ、センサー、半導体まで幅広い製品を展開しています。
ミネベアとミツミ電機の2つの技術を最大限に活かすことで、幅広い分野で安定した利益を生み出せるのがミネベアミツミの強みです。
元祖”買収王”ミネベア、ミツミ統合の狙い
https://toyokeizai.net/articles/-/99905
高い将来性
ミネベアミツミの幅広い事業のなかでも、最も多い売上高を占めるのが半導体やコネクタ・スイッチなどのセミコンダクタ・エレクトロニクス事業です。
とくに半導体関連では、光や音、温度などの連続的な電気信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換するアナログ半導体に強いのが特徴。
今後の注力事業の1つに位置づけています。
アナログ半導体は、スマホや自動車、IoT機器などで使われる半導体です。
直近の半導体市場で全体の約15%を占めており、今後も需要が拡大する分野。
ミネベアミツミでも、リチウムイオン電池の電流制御や車載電源などの用途で需要が増えるとみて、生産・開発体制を強化しています。
アナログ半導体の事業戦略
https://www.minebeamitsumi.com/corp/investors/disclosure/others/__icsFiles/afieldfile/2021/07/07/presentation_20210707.pdf
実際、2022年の決算でも半導体デバイス部門で好決算を発表しており、確実に成果が出ているといった状況。
アナログ半導体という成長事業に積極的に投資し、将来性が高いのがミネベアミツミのもう1つの強みです。
アナログ半導体需要「非常に大きい」、好決算のミネベアミツミ
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2211/04/news096.html
ミネベアミツミが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、ミネベアミツミで働くのが向いているのは以下の人です。
- ものづくりに興味がある人
- 将来性のある企業で働きたい人
- 仕事と子育てを両立して働きたい人
- 長野県で働きたい人
- グローバルに働きたい人
年収
ミネベアミツミの平均年収は714万円と高水準です。
また、好調な業績を背景に初任給もアップしており、今後の年収増加も期待されます。
採用人数が200名程度と多めなので、新卒で入りやすい高年収企業です。
残業時間
年収が高い一方で、残業時間は平均3.8h/月と非常に少ないのも魅力の1つ。
有給休暇の取得率も70%と高いので、残業が少なく休みが取りやすい会社と言えます。

ワークライフバランス
ミネベアミツミは女性の活躍推進にも力を入れています。
具体的には、「えるぼし」や「くるみん」といった女性活躍・子育てサポート企業の認定を取得。
育児休暇取得率は100%で、仕事と子育てを両立しやすい職場です。

勤務地
ミネベアミツミの本社は、長野県の北佐久郡にあります。
工場・事業所は全国各地(長野・群馬・静岡・神奈川・鳥取など)にあるので、技術職の場合は地方勤務がメイン。
田舎で暮らしたい、地方で働きたいという方におすすめの職場です。

グローバル
ミネベアミツミは海外売上比率7割以上と、グローバルに事業を展開しています。
海外生産比率も8割と高く、世界中に生産・開発拠点があるのが特徴。
入社3年目から海外駐在のチャンスがあるので、英語力を生かして働きたい人や、グローバルに働きたい人におすすめです。

ミネベアミツミの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。
- ミネベアミツミは超精密加工が強みの部品メーカー
- 出力機器に強いミネベアと入力機器に強いミツミ電機が統合してできた会社
- ベアリング・モーター・アナログ半導体・センサー・コネクタ・電源などを開発
- 電源ICや磁気センサ、IGBT、リチウム保護ICなどのアナログ半導体が好調
- 平均年収714万円・残業3.8h/月
- 海外売上比率7割以上でグローバルに事業を展開
- 入社3年目から海外駐在のチャンスあり
以上です。
ミネベアミツミへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

