【月10h以下】残業が少ない半導体業界の優良企業10社

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【月10h以下】残業が少ない半導体業界の優良企業10社

「今の仕事が忙しすぎて辛い…」

「残業が少ない会社に転職したい」

「プライベートも充実させながら働きたい」

このような悩みを解決します。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、「仕事が忙しくてツラい…」という方向けに半導体業界の中でも残業が少ないホワイト企業10社を紹介します。

各企業の特徴のほかに、残業が少ないことのメリット・デメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むとわかること

  • 残業が少ない半導体業界のホワイト企業がわかる
  • 残業が少ないことのメリット・デメリットがわかる
目次

残業が少ない半導体業界のホワイト企業10社

早速ですが、今回取り上げる企業を残業が多い順に10社紹介していきます。

さいごは「新卒社員が辞めない会社ランキング」で1位を獲得したアノ企業ですので、ぜひ最後までチェックしてください。

テセック:10時間/月

テセックは、東京都東大和市に本社を置く半導体検査装置メーカーです。

半導体の電気特性を測定するテスタと、テスタの測定結果から半導体を自動的に分類・選別するハンドラを開発しています。

テセックが手掛ける半導体検査装置は、半導体の最終検査(ファイナルテスト)を担う重要な装置です。

とくに、半導体の微細化が進んでいる現在においてその役割は重要度を増しており、テスタ・ハンドラの精度が製品の品質に影響します。

テセックの企業解説はコチラ

オハラ:10時間/月

オハラは、神奈川県相模原市に本社を置く光学ガラスメーカーです。

元々デジカメ向けの光学製品を中心に扱っていましたが、近年は市場の縮小を受けて半導体などのエレクトロニクス事業に注力し始めています。

エレクトロニクス事業で主力製品の1つを担うのが、半導体露光装置向けの高均質ガラスです。

ニコンやキヤノンといった露光装置メーカーに光学ガラスを提供しており、サプライチェーン上でも重要な役割を担う企業の1つ。

また、子会社のオハラ・クォーツでは、半導体のフォトマスク用基板に使われる合成石英や、成膜・エッチング工程で使われる溶融石英も手掛けています。

加賀電子:10時間/月

加賀電子は、電子部品や半導体を取り扱うエレクトロニクス専門商社です。

特定の半導体メーカーの製品販売を行う商社を「メーカー系」と言うのに対し、加賀電子のように、メーカーに依存せず顧客の要求に合った製品を販売する商社を「独立系」と言います。

半導体商社の役割は、半導体メーカーから製品を買い付けて、精密機器や電子機器メーカーなどに販売すること。

さまざまな半導体の中から、顧客の要求に合った製品を選定しなければならないため、半導体に関する幅広い知識が求められます。

また、加賀電子は平均年収903万円と、今回紹介する企業の中でも給与が高いのが特徴。

1分単位で残業代が支給されるなど働きやすい環境が整っているのも魅力の1つです。

セントラル硝子:9.3時間/月

セントラル硝子は、ガラス製品・化学品を製造する化学メーカーです。

建築や自動車用ガラスから、ガラス繊維、化学、医薬品、肥料、半導体材料など幅広く手掛けます。

半導体関連では、クリーニングやエッチングで使われる特殊ガスや、露光工程で使われるフォトレジスト材料を開発・提供しています。

ミネベアミツミ:8.9時間/月

ミネベアミツミは、長野県に本社を置く精密部品メーカーです。

ベアリングやモーター、センサー、半導体、自動車部品などを幅広く手掛けています。

超精密機械加工・大量生産技術が強みで、ミニチュアボールベアリング、リチウムイオン電池用保護ICなどで世界シェア1位を獲得。

また、半導体分野ではアナログ半導体事業が好調で、クルマ向けの電源IC・磁気センサ・IGBT、スマホ向けのリチウム保護ICなどで需要が拡大しています。

上記に伴って生産設備や開発体制も強化しており、半導体業界のなかでも将来性が期待できる会社の1つです。

岩谷産業:8.8時間/月

岩谷産業は、産業・家庭用ガスを扱う専門商社です。

「イワタニ」のカセットコンロは有名なので、見たことがある方も多いと思います。

産業ガスでは、半導体をはじめとした電子デバイスの製造で使われるさまざまなガスを提供。

また、近年では半導体の微細化によって重水素の需要が増加しており、量産プラントを整備するなど供給力を高めています。

オイレス工業:8.7時間/月

オイレス工業は、自動車や産業機械に使用されるオイルレスベアリング、建築用の免震・制震装置を開発する機械メーカーです。

オイルレスベアリングでは国内で5割のシェアを持ち、特に自動車部品でシェア40%以上を占める製品もあります。

ちなみに「オイルレス」というのは「無給油」のことで、わかりやすく言うと、油をささなくても(もしくは給油回数が少なくても)使えるベアリングのこと。

メンテナンスの手間が省けたり、半導体製造装置では汚染のリスクが減らせるといったメリットがあります。

また、働き方に関しては、毎週水・金を定時退社日に設定しており、残業時間が少ないのも納得。

休暇制度や女性の活躍推進にも力を入れているので、仕事と子育てを両立したい方におすすめの会社です。

伯東:7.5時間/月

伯東は、エレクトロニクス商品とケミカル製品を扱う専門商社です。

具体的には、半導体のほか工業用の薬品や化粧品の開発・販売も行っています。

「商社」と言うと文系職種のイメージですが、伯東は文系:理系の割合が「4:6」と理系出身の社員が多いのも特徴の1つ。

半導体の販売だけでなく、技術職が自社で研究・開発も行っています。

オリエンタルモーター:6.3時間/月

オリエンタルモーターは、精密小型モーターや制御用電子回路の開発・製造・販売を行うメーカーです。

医療機器やEVの充電スタンド、ATM、駅の自動改札機など、さまざまなところでオリエンタルモーターの製品が活躍しています。

半導体関連では、装置の駆動部でステッピングモータやサーボモータがなどの製品が使われています。

高精度な位置決めや省スペース化を実現できるのが特徴です。

また、オリエンタルモーターは厚生労働大臣が子育てサポート企業として認めた「プラチナくるみん」認定を取得しています。

残業時間が少ないほか、休暇制度も充実しており、女性が働きやすいのが特徴です。

島津製作所:4.9時間/月

島津製作所は、京都に本社を置く分析計測機器の大手メーカーです。

食品や医療・化学品の管理に使われる分析機器のほか、半導体製造装置向けのターボ分子ポンプを開発しています。

ターボ分子ポンプは、空間を「真空」にするための機器のこと。

半導体は微小なゴミやホコリも不良の原因になるため、「超高真空」にする必要があります。

そこで使われるのが、島津が開発するターボ分子ポンプです。

また、島津製作所は「新卒社員が辞めない会社ランキング」で1位にランクインしており、入社3年後の定着率は100%、残業時間はわずか4.9時間です。

週3日のノー残業デーや社員の健康増進にも取り組んでおり、半導体業界を代表するホワイト企業と言えます。

残業が少ないことのメリット

以上、半導体業界で残業10h以下の会社を紹介しましたが、さいごに残業が少ないことによるメリット・デメリットについて考えてみましょう。

僕自身、残業は多い月で70時間、少ない月で10時間以下という経験があるので、これをもとにそれぞれ紹介します。

メリット①:プライベートを充実させられる

残業が少ない会社で働くメリットは、やはり仕事以外の時間が確保できること。

夜の9時や10時まで働くのが当たり前になると、たまに定時で帰れる日は「めちゃくちゃ時間があるな」と感じますよね。

空いた時間は趣味や家族と過ごす時間として使えるので、仕事以外のいわゆるプライベートを充実させられます。

たとえば、今回紹介した企業は残業10時間以下なので、1ヶ月20日出勤とすると、1日あたりの残業時間は約30分。

18時前後には退社できるので、それ以降の時間を自由に使えます。

メリット②:健康的に働ける

もう1つのメリットは、健康的に働けること。

僕自身、残業が多い月は睡眠時間が足りず毎日眠かったですし、食事もちゃんと取らないことがありました。

病気になるというほどではありませんでしたが、こうして考えると、体調は良くなかったなと思います。

反対に残業が少なく定時で帰れる月は、早寝早起きができて日中もいつもより集中できていた気がします。

僕は肌が弱く荒れやすいのですが、残業が少ない月は肌の調子も良かったです。

残業が少ないことのデメリット

一方で、残業が少ないことのデメリットは次の2つ。

デメリット①:年収が低い会社が多い

やはり楽して稼げる仕事は存在しないので、残業が少ない会社は多い会社に比べて年収が低い傾向にあります。

残業代が出ないので、毎月の給料はほぼ基本給のまま。

したがって、働いてガンガン稼ぎたいという方には、今回紹介した企業はあまり向いていないと言えます。

残業を減らしつつある程度年収も高い会社を探している方は、もう少し残業時間を上げてみると、当てはまる企業も出てきます。

たとえば、残業が月20時間なら、1日約1時間残業する計算です。

詳しくは別の企業でまとめようと思うので、もう少しお待ちください。

デメリット②:時間を持て余す

デメリットの2つ目は、仕事がなくて暇な時間が発生する可能性があること。

僕たち人間は、仕事が忙しいと文句を言いますが、逆に仕事がなくて暇すぎてもモチベーションが上がらなくなってしまいます。

残業が多い人からしたら嘘だろうと思うかもしれませんが、僕も実際忙しい時期から仕事が暇になった時は、「ヒマ過ぎてツラい」と感じていました。

もちろん、「デキる人」は自分で仕事を見つけて積極的に動くのかもしれませんが、大半の人はそこまでできないと思います。

暇な時間が苦じゃない人は大丈夫ですが、僕のように「仕事がないけどサボるのは罪悪感を感じる」という人は、要注意かなと。

半導体業界の就職・転職活動におすすめのサービス

さいごに、半導体業界の就職・転職活動におすすめのサービスを2つ紹介します。

半導体業界は知名度が低く、就活・転職に関する情報が少ないのが悩みどころですよね。

そんな時は、1人で悩まずにプロのエージェントや、実際に就活・転職を経験した先輩社員にアドバイスを求めるのがおすすめ。

ここまでの記事を読んで、「半導体業界で働いてみたい」と思った方は、ぜひ下記のサービスを参考にしてみてください。

5分であなたの強みがわかる「キャリアパーク」

キャリアパーク

キャリアパークは、性格診断から自分の強み・適職がわかる就活サービスです。

無料のAI適職診断に答えるだけで、客観的に自分の強みや向いている職業がわかります。

長所と短所を言語化してくれるため、例文のような自己PRが作れるのが魅力。

簡単かつ高精度に自己分析できるということで、毎年就活生の2/3の方にが使用しています。

就活で自己分析や自己PRが苦手という方におすすめのサービスです。

メーカー転職に特化した「マイナビメーカーAGENT」

マイナビメーカーエージェント

※マイナビのプロモーションを含みます

マイナビメーカーAGENTは、就職・転職支援で有名な「マイナビ」が運営する転職エージェントです。

その名のとおり「製造業(メーカー)」に特化しているのが特徴。

半導体メーカーをはじめ、電気機器メーカーや自動車メーカー、化学メーカー、食品メーカーなど、エンジニアや技術者の転職に精通した専門チームを形成しています。

半導体業界に注目すると、半導体メーカーだけでなく、半導体製造装置メーカー、部品メーカー、材料メーカーなどの求人も豊富。

「未経験で転職しやすい職種」や「有利なスキル」「最新の求人動向」「将来性」、さらには逆に「半導体業界から他業界への転職」も紹介しています。

企業のWebサイトや転職サイトなどでは公開されていない非公開求人や独占求人も取り扱っているので、好条件で求人を探している方におすすめです。

半導体業界の転職に強いおすすめサイト3選

※マイナビのプロモーションを含みます

まとめ:残業が少ない会社で働こう!

まとめ:残業が少ない会社で働こう!

以上、半導体業界の中でも残業が少ない優良企業10社を紹介しました。

さいごにお伝えしたように、残業が少ないことにはメリットだけでなく、デメリットもあります。

家庭環境ややりたい仕事内容によって、理想の労働条件は人それぞれです。

今回紹介した内容を参考に、ぜひあなたに合った企業を探してみてください!

今回紹介した企業10社

No.企業名残業時間平均年収
1テセック10時間/月651万円
2オハラ10時間/月562万円
3加賀電子10時間/月903万円
4セントラル硝子9.3時間/月791万円
5ミネベアミツミ8.9時間/月714万円
6岩谷産業8.8時間/月900万円
7オイレス工業8.7時間/月739万円
8伯東7.5時間/月767万円
9オリエンタルモーター6.3時間/月792万円
10島津製作所4.9時間/月841万円
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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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