「東京エレクトロンへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」
「そもそも何を作っている会社?」
「東京エレクトロンの強み・弱みは?」
「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」
このような疑問にお答えします。
こんにちは。はくです。
2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。
本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「東京エレクトロンの特徴」を解説します。
この記事を読むとわかること
- 東京エレクトロンの企業情報
- 東京エレクトロンの働き方
- 東京エレクトロンの強み・弱み

東京エレクトロンの基本情報
はじめに、東京エレクトロンの基本情報は以下のとおり。
売上高 | 2兆2,090億円 |
営業利益 | 6,177億円 |
営業利益率 | 28% |
海外売上比率 | 88% |
研究開発費 | 1,583億円 |
設備投資費 | 573億円 |
平均年収 | 1,413万円 |
従業員数(単独) | 2,201人 |
従業員数(連結) | 17,522人 |
平均年齢 | 44歳 |
勤続年数 | 16.4年 |
残業時間 | 34.5時間 |
本社 | 東京 |
勤務地 | 東京、北海道、岩手、宮城、山梨、熊本、など |
初任給(学部卒/修士卒/博士卒) | 19万円/20.6万円/24.4万円 |
採用予定人数 | 400名 |
東京エレクトロンの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思う「東京エレクトロンの強み」を紹介します。
東京エレクトロンの強み3つ
- 将来性がある
- 年収が高い
- グローバルな事業展開
東京エレクトロンの強み①:将来性がある
1つ目は、将来性があること。
東京エレクトロンは、半導体製造装置で国内首位、世界でも3位の業界トップ企業です。
すこし専門的になりますが、洗浄装置や成膜装置、塗布・現像装置など、複数の重要工程でシェア1位を獲得しています。
また、利益率が高いのも東京エレクトロンの特徴の1つ。
製造業の平均が約4%なのに対し、東京エレクトロンの2022年の営業利益率は驚異の29.9%。
つまり、それだけ技術力・稼ぐ力が高く、将来性がある企業と言えます。
東京エレクトロンの強み②:年収が高い
2つ目は、年収が高いこと。
東京エレクトロンの2022年の平均年収は驚異の1,413万円と、ここ10年で約2倍に跳ね上がっています。
2022年の冬ボーナスでも、支給額は285万円で全体2位にランクインしています。
もちろん、お金がすべてではありませんが、給料が高ければ「良い人材が集まる」→「技術力が上がる」→「利益が上がる」→「給与が上がる」という好循環です。
東京エレクトロンの強み③:グローバルな事業展開
3つ目は、グローバルに事業を展開していること。
東京エレクトロンは海外売上比率が8割以上と、売上のほとんどが海外です。
これは、アメリカのインテルや韓国のサムスン電子、台湾のTSMCなど有力な半導体メーカーが海外に多いのが理由で、海外シェアをしっかり取り込んでいる証拠といえます。
また、営業やプロセス・フィールドエンジニアなどの職種は、海外出張や駐在の機会が多いのも特徴の1つ。
英語力を活かしたい方や、海外で働きたい方にはおすすめの企業です。

東京エレクトロンの弱み

つづいて、東京エレクトロンの弱みについても見ていきます。
僕が考える、東京エレクトロンの弱みは以下の3つ。
- 景気に左右される
- 残業が多い
- 出張・転勤がある
東京エレクトロンの弱み①:景気に左右される
1つ目は、業績が景気に左右されること。
僕が就活をしていた2018年頃から、2022年にかけて、半導体業界は需要増による空前の好景気でした。
理由は米中の経済政策やコロナによる半導体不足など色々ありますが、とにかく売上が急拡大して、給料も跳ね上がったのがここ最近の特徴です。
一方で、半導体業界には「シリコンサイクル」という景気の循環があります。
これは簡単に言うと、半導体の需要と供給によって、好景気と不景気を繰り返すサイクルのこと。
そのため、過去には半導体の供給過剰によって価格が下落し、業績が下がったような年もありました。
東京エレクトロンは、半導体製造装置の専業メーカーなので、業界の動向や景気の影響を受けやすいのが弱みと言えます。
東京エレクトロンの弱み②:残業が多い
2つ目は、働き方について。
強みのところで年収が高いことを挙げましたが、一方で残業が多いのも東京エレクトロンの特徴の1つ。
公表されている平均の残業時間が34.5時間なので、開発職や営業などは、それ以上残業していると予想されます。
ガンガン働いて稼ぎたい方には向いている職場ですが、プライベートも重視したい方には不向きであるとも言えそうです。
東京エレクトロンの弱み③:海外出張・転勤がある
3つ目も働き方で、海外出張や転勤があること。
さきほど言ったように、東京エレクトロンの顧客となる半導体メーカーは海外の企業が多いです。
したがって、営業や開発職、カスタマーサポートなどの職種の方は、海外出張や転勤も覚悟しておかなければいけません。
もちろん、職種によっては出張が全くないこともありますし、海外駐在は断ることもできます。
したがって、希望に合わせて職種を選ぶことも必要になるでしょう。
まとめ:東京エレクトロンが向いているのはこんな人

以上をまとめると、東京エレクトロンが向いているのは以下のような人です。
- 将来性がある企業・業界で働きたい人
- ガンガン働いて稼ぎたい人
- 英語力を活かして働きたい人
- グローバルに働きたい人
- 地方勤務が良い人
残業が多い、景気に左右されるなどの弱みはありますが、やはり年収が高いのは魅力的。
長期的に見れば半導体製造装置はまだまだ伸びる業界なので、将来性も高い企業です。
また、東京エレクトロンは勤務地が地方にあるので、田舎で働きたい方にもおすすめ。
半導体業界への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

