TDK

当ページのリンクには広告が含まれています。
【TDKの強みと特徴】世界に誇る日本の電子部品メーカーを徹底解説

「TDKへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「TDKの強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「TDKの特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • TDKの企業情報
  • TDKの働き方
  • TDKの強み・弱み
TDKの採用ページはコチラ
目次

TDKの基本情報

はじめに、TDKの基本情報は以下のとおり。

売上高1兆9,021億円
営業利益1,668億円
営業利益率8.8%
海外売上比率92.2%
研究開発費1,653億円
設備投資費2,913億円
平均年収782万円
従業員数(単独)5,719人
連結従業員数116,808人
平均年齢43.4歳
勤続年数18.3年
残業時間16.7時間
本社東京
勤務地東京、長野、秋田、山梨、愛知、大阪、など
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)23万円/25.4万円/28.6万円
採用人数165名

TDKの特徴

TDKの特徴

つづいて、TDKは何の会社かを具体的に説明します。

TDKは、「フェライト」を世界ではじめて製品化した総合電子部品メーカー

フェライトは磁性材料のことで、簡単に言うと磁石にくっつくセラミックスです。

セラミックスなので、金属とくらべて電気抵抗が大きく、発熱による電力ロスが少ないのが特長。

これを活かして、変圧器や各種コイルのコア、電源システム、ノイズ対策部品として、スマホやパソコン、電化製品、自動車などさまざまな電子機器に用いられています。

また、TDKの事業内容は以下5つです。

  1. 受動部品(セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサなど)
  2. センサ応用製品(温度・圧力センサ、磁気センサ、MEMSセンサ)
  3. 磁気応用製品(HDD用ヘッド、HDD用サスペンション、マグネット)
  4. エナジー応用製品(リチウムイオン電池、電源)
  5. その他(フラッシュメモリ応用デバイス、電波暗室、FA機器)

売上高が最も多いセグメントは「エナジー応用製品」で、売上高全体のおよそ5割。

同セグメントで製造しているスマートフォン向け小型リチウムイオン電池は、世界シェアトップとなっています。

TDKの強み

TDKの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うTDKの強みを解説していきます。

TDKの強み

  • 電子機器の製造に欠かせない
  • 高い安定性と成長性
  • グローバルな事業展開

TDKの強み①:電子機器の製造に欠かせない会社

さきほど説明したように、TDKの最大の強みは磁性材料の「フェライト」です。

フェライトは発熱による電力ロスが少ないため、電子機器の省電力化のための磁性材料として、世界中のメーカーから高い信頼を獲得。

長年育んできた独自のノウハウで、フェライトのパイオニアとしての地位を確立しています。

TDKの強み②:高い安定性と成長性

TDKは、2022年3月期の連結決算で、売上高は前期比28.6%増の1兆9021億円、営業利益は同49.4%増の1667億円を記録。

いずれも過去最高を更新し、コロナ禍においても高い安定性と成長性をキープしています。

ロボティクス部品やEV関連製品など、DXやEXに貢献できる製品を数多く開発しており、世界の潮流に合わせた事業展開で高い安定性と成長性に寄与しています。

DX・EXとは

DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略。デジタル技術を用いて、生活やビジネスを改革・変容させること。

EXは「エネルギートランスフォーメーション」の略。再生可能エネルギーや自動車の電動化をはじめとした脱炭素社会への転換のこと。

TDKの強み③:グローバルな事業展開

TDKの海外生産高比率は89.0%、海外売上高比率は92.2%を誇ります。

日本・アジア・ヨーロッパ・アメリカの4つの地域で、それぞれの地域と事業分野の優位性を活かした研究開発を推進。

このワールドワイドな体制により、世界の最先端を追求できるのが強みです。

TDKが向いているのはこんな人

TDKに向いている人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、TDKで働くのが向いているのは以下の人です。

  • ワークライフバランスを重視したい人
  • 地方で働きたい人
  • 英語力を活かして働きたい人
  • グローバルに働きたい人

ワークライフバランス

TDKは残業時間が平均16.7時間/月と比較的少ないのも特徴。

また、出産・育児支援制度が充実しており、産前産後休暇や育児休暇、時短勤務以外にも、「産前の通院休暇」「時差出勤」など、働きやすさを考えたさまざまな制度が用意されています。

勤務地

TDKの本社は東京ですが、研究開発拠点や工場があるのは、長野、秋田、山梨などの地方です。

一部の事務職や営業職は本社勤務かと思いますが、それ以外の技術職や製造職は工場勤務になるので、地方勤務がメイン。

地元で働きたい方や、田舎暮らしがしたい方などにおすすめの企業と言えます。

グローバル企業

さきほど言ったように、TDKの海外売上高比率は90%以上と、売上のほとんどが海外です。

語学力を高めたい方を対象とした「オンライン英会話」や、英語でのプレゼンテーションスキルアップ講座などを受講できる「eラーニング」といった教育制度も整っています。

営業や開発職は海外出張や駐在のチャンスも多いので、英語力を活かして働きたい方にもおすすめです。

TDKの企業研究まとめ

TDKの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

  • TDKは「フェライトコア」を世界で初めて開発した総合電子部品メーカー
  • スマホ向けリチウムイオン電池は世界シェアトップ
  • 高い安定性と成長性が魅力
  • グローバルに事業を展開
  • 残業が少ない
  • 勤務地は地方がメイン

以上です。

TDKや半導体業界への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【TDKの強みと特徴】世界に誇る日本の電子部品メーカーを徹底解説

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

目次