荏原製作所

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【荏原製作所の強みと特徴】ポンプ国内首位の産業機械メーカーを徹底解説

「荏原製作所への就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「荏原製作所の強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「荏原製作所の特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • 荏原製作所の企業情報
  • 荏原製作所の働き方
  • 荏原製作所の強み・弱み
目次

荏原製作所の基本情報

はじめに、荏原製作所の基本情報は以下のとおり。

売上高6,032億円
営業利益614億円
営業利益率10.2%
海外売上比率59.0%
研究開発費136億円
設備投資費2,278億円
平均年収820万円
従業員数(単独)4,013人
連結従業員数19,095人
平均年齢43.9歳
勤続年数17.0年
残業時間15.2時間
本社東京
勤務地東京、千葉、神奈川、熊本、など
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)21.4万円/23.7万円/25.6万円
採用人数100名予定

荏原製作所の特徴

荏原製作所の特徴

つづいて、荏原製作所は何をつくっている会社かを具体的に説明します。

荏原製作所は、ポンプ国内最大手の産業機械メーカーです。

主力のポンプ以外に、送風機やコンプレッサ・タービン、半導体製造装置などを開発しています。

大正元年の1912年に、ポンプを制作する大学発のベンチャー企業として創業。

現在では、ビルやマンションなどの建築設備で使われる一般的なポンプ「標準ポンプ」で国内シェア1位を獲得しています。

また、半導体製造装置では、ドライ真空ポンプとウエハーを研磨するCMP装置を開発。

CMP装置では、アメリカのアプライドマテリアルズに次ぐ世界シェア2位を獲得しています。

創業から続くポンプ事業の技術を、半導体のドライポンプ、CMP装置へと生かしてきたのが、現在の荏原製作所です。

荏原製作所の強み

荏原製作所の強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思う荏原製作所の強みを解説していきます。

荏原製作所の強み

  • 高い市場シェア
  • 幅広い事業領域を生かした開発力
  • グローバルな経営

高い市場シェア

さきほど少し説明したように、荏原製作所は複数の製品で高い市場シェアを獲得しています。

具体的には、以下のとおりです。

  • 標準ポンプ・・・国内シェア1位
  • 冷却塔・・・国内シェア1位
  • 排水機場用ポンプ・・・国内シェア1位
  • ドライ真空ポンプ・・・世界シェア2位
  • CMP装置・・・世界シェア2位

とくに、半導体製造装置事業は、半導体メーカーの旺盛な設備投資を背景に業績が好調。

CMP装置の生産ライン増設や、ドライポンプのオーバーホール工場を竣工するなど、生産力を強化して売上を伸ばしています。

幅広い事業領域を生かした開発

荏原製作所は元々ポンプメーカーとして創業しましたが、1986年に半導体事業に参入して、半導体製造工程で使われるドライポンプを開発しました。

つづいて、半導体のウエハーを研磨するCMP装置を開発。

このCMP装置は、ウエハーを高速回転させながら研磨する仕組みで、ポンプで培った回転機の技術が役立っています。

このように、創業時のポンプ技術を、半導体事業やその他の製品開発に生かせるのが荏原製作所のものづくりの強みです。

グローバルな経営

ここで言う「グローバル」とは、環境意識が高いということです。

近年、世界的に環境への意識が高まっており、「省エネ」や「CO2削減」といった取り組みが進んでいます。

実際、企業や工場が電力を再生可能エネルギーにするといった事例も多いです。

したがって、グローバルに活躍する企業であるためには、環境価値を高めることが重要。

荏原製作所は、2019年に長期ビジョン「E-Vision 2030」を発表して、社会・環境価値を向上させる目標を定めました。

具体的には、「CO2約1億トン相当の温室効果ガスの削減」「世界で6億人に水を届ける」などです。

このように、単純に海外売上を増やすだけでなく、環境価値を意識した経営目標で、グローバルに戦える企業を目指しているのが荏原製作所の強みです。

荏原製作所が向いているのはこんな人

荏原製作所が向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、荏原製作所で働くのが向いているのは以下の人です。

  • 成長している企業で働きたい人
  • ワークライフバランスを重視する人
  • 女性が活躍できる会社がいい人
  • グローバルに働きたい人

将来性

荏原製作所には、①建築②エネルギー③インフラ④環境⑤精密・電子の5つの事業がありますが、中でも業績を伸ばしているのが、半導体製造装置を開発する精密・電子カンパニーです。

とくにCMP装置は、半導体の微細化が進んで、歩留まりを向上させるために必要になった装置。

今後もその需要は伸びると予想されるため、さらなる成長が期待されます。

ワークライフバランス

荏原製作所の待遇は、平均年収820万円・残業15.2時間/月です。

半導体業界には、年収が高く残業が多い会社も多いですが、荏原製作所はワークライフバランスが取れた働き方ができる企業。

1日1時間以下の残業時間なので、仕事以外に家事や趣味の時間が欲しいという方におすすめです。

福利厚生

大企業ということもあって、独身寮や社宅、育児・介護休暇など、必要な福利厚生は一通りそろっています。

厚生労働大臣が、女性の活躍推進に積極的な企業として認めた「えるぼし」を取得しており、女性でも働きやすい職場と言えるでしょう。

グローバル

荏原製作所は、海外売上比率が約6割とグローバルに事業を展開しています。

とくにドライポンプやCMP装置の顧客となる半導体メーカーは海外企業が多いので、英語でやり取りをしたり、海外赴任をする機会もあります。

英語力を生かして働きたい方や、グローバルに活躍したい方におすすめです。

まとめ:半導体業界で働こう

半導体業界で働こう

記事の内容をまとめます。

  • 荏原製作所は、ポンプ国内最大手の産業機械メーカー
  • 建築設備で使われる「標準ポンプ」で国内シェア1位
  • ポンプで培った技術を生かして、半導体のドライ真空ポンプ・CMP装置を開発
  • 平均年収820万円・残業15.2時間/月

以上です。

荏原製作所への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

【荏原製作所の強みと特徴】ポンプ国内首位の産業機械メーカーを徹底解説

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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