CKD

CKDの基本情報

はじめに、CKDの基本情報は以下のとおり。

売上高	1,422億円
営業利益	179億円
営業利益率	12.6%
海外売上比率	32.1%
研究開発費	36億円
設備投資費	96億円
平均年収	746万円
従業員数（単独）	2,431人
連結従業員数	4,582人
平均年齢	41.5歳
勤続年数	15.9年
残業時間	25.1時間
本社	愛知
勤務地	愛知、三重、宮城、など
初任給（学部卒/修士卒/博士卒）	21.2万円/22.9万円
採用人数	39名

CKDの特徴

つづいて、CKDは何の会社かを具体的に説明します。

CKDは、空気圧機器・制御機器・自動機械装置を開発する機械メーカーです。

空気圧機器というのは、簡単に言うと「圧縮空気」の力を利用して動く機器のこと。

空気を圧縮して（加圧して）体積を小さくすると、元に戻ろうとする力が働きます。

（ワンピースがわかる方は、バーソロミュー・くまの技「ウルススショック」をイメージするとわかりやすいかも。）

この力を利用して機器を動かすのが、CKDの空気圧機器です。

具体的には、エアシリンダやエアオペレイトバルブ、電磁弁（ソレノイドバルブ）、スピードコントローラー（スピコン）などの製品があります。

また、制御機器と言うのは、主に流体の流量を調整する機器のこと。

流量調整バルブやセンサー、コントローラーなどの製品があります。

半導体製造装置では、特殊なガス（プロセスガス）を使ってウエハーを処理したり、エアーを使って機器を動かしたりします。

このような部分に使われているのが、CKDのバルブや継手、センサー類です。

CKDの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うCKDの強みを解説していきます。

CKDの強み

安定した需要が見込める

CKDが主力とするバルブや継手類は、半導体製造装置の中でも使用頻度が高い製品です。

半導体製造装置には、エアーやN2・Arなどの不活性ガス、プロセスガスなど、多くのガスが使われます。

そのため、装置内だけでなく、工場側の設備にもCKDのバルブや継手が必要とされます。

半導体業界が好調で装置の需要が増えたり、工場を新設したりする時はもちろん、業界が不調でも消耗品や開発品向けに安定した需要が見込めるのがCKDの強みです。

幅広い製品群

CKDは空気圧機器以外にも、幅広い製品を取り扱っています。

具体的には、駆動部に使われるモーターやアクチュエータ、メカインデックスなど。

空気圧機器の世界シェア1位はSMCですが、SMCとの違いは、この製品郡の幅広さと言えます。

デザイン・耐久性に優れる

CKDの開発する「高耐久バルブ」は、動作耐久回数が1億回と業界No.1を誇ります。

具体的に説明すると、これはバルブのOpne↔Closeを1億回動作させても壊れないことを保証するもの。

半導体製造では、バルブを高速で動作させるプロセスがあります。

このようなプロセスではバルブの耐久性・安定性が重要であり、CKDの高耐久バルブが使用されています。

また、CKDの製品は性能だけでなくデザインも優秀で、IFデザイン賞やグッドデザイン賞といった賞を受賞しています。

CKDが向いているのはこんな人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、CKDで働くのが向いているのは以下の人です。

将来性

さきほど言ったように、CKDが主力とするバルブや継手類は安定した需要が見込める製品です。

コロナ禍における半導体需要の拡大でCKDも業績を伸ばしましたが、半導体業界が不調の場合でも、消耗品や開発品としての売上を見込めます。

したがって、企業の安定性を重視する方にはおすすめです。

ワークライフバランス

CKDは平均年収746万円・残業25.1時間/月です。

超高年収というわけではないですが、残業もそこまで多くないので、田舎で暮らすなら十分な金額。

働き方改革も進んでいるので、ワークライフバランスを重視する方におすすめと言えます。

子育てサポート

CKDでは、育児休暇や時短勤務などの子育てサポート制度も整っています。

本社・小牧工場内には企業内託児所「オハナ　ナーサリースクール」もあり、子どもがいる社員でも安心して働けます。

勤務地

CKDの本社は、愛知県の小牧市です。

また、生産拠点となる工場は愛知県・三重県・宮城県にあります。

したがって、事務系の総合職は本社勤務、技術系総合職も本社、または各工場のいずれか勤務になります。

CKDの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

以上です。

CKDへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください！