キオクシア

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【キオクシアの強みと特徴】世界に誇る日本の半導体メーカーを徹底解説

「キオクシアへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「キオクシアの強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「キオクシアの特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • キオクシアの企業情報
  • キオクシアの働き方
  • キオクシアの強み・弱み
目次

キオクシアの基本情報

はじめに、キオクシアの基本情報は以下のとおり。

売上高1兆5,265億円
営業利益2,162億円
営業利益率14%
研究開発費1197億円
平均年収802万円
従業員数(単独)10,084人
連結従業員数14,200人
平均年齢42.9歳
勤続年数17.4年
残業時間33.4時間
本社三重
勤務地三重、神奈川、など
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)21.7万円/24.1万円/28.8万円
採用人数383人

キオクシアの特徴

つづいて、キオクシアは何の会社かを具体的に説明します。

キオクシアは、2022年の半導体売上高ランキングで国内2位の半導体メーカーです。 

2019年に東芝メモリから「キオクシア」に社名変更しました。

主力商品は同社が開発したNAND型フラッシュメモリで、市場シェアは世界2位を誇ります。

NAND型フラッシュメモリとは

不揮発性記憶素子フラッシュメモリの一種。
電源を切っても記憶が消えない、安価で大容量のデータ保存が可能といった特徴を持つ記憶用デバイス。

NAND型フラッシュメモリは、スマホで写真や動画を保存するために利用されるほか、PC用のUSBメモリやSSD、携帯電話・携帯音楽プレーヤーなどの記憶装置として使用されます。

将来的には自動運転技術や医療分野、Eコマース(電子商取引)などにもデータのニーズが高まり、活用の場が広がっていくことが予想されるテクノロジーです。

キオクシアの強み

キオクシアの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うキオクシアの強みを解説していきます。

キオクシアの強み

  • 業界トップクラスのシェア率
  • 革新的な技術力
  • 将来的な需要の増加

キオクシアの強み①:業界トップクラスのシェア率

キオクシアのフラッシュメモリ市場シェアは、世界で約20%(2021年)です。

また、協業するWestern Digital(ウエスタンデジタル)グループを合わせると、その規模は世界最大クラスの約35%(2021年)となります。

このシェア率の高さは、安定的な事業基盤を確立しているという一つの指標になるでしょう。 

キオクシアの強み②:革新的な技術力

キオクシアは1987年に世界初のNAND型フラッシュメモリを発明しました。

現在では、身の回りのさまざまな電子機器などにおいて、欠かすことのできない基幹部品として利用されています。

また、2007年には世界で初めて3次元フラッシュメモリ技術を発表しました。

キオクシアはこのような革新的な技術力によって、常に業界を牽引する存在となっています。

3次元フラッシュメモリとは

NAND型フラッシュメモリの設計様式の一つ。
記憶素子を基板に垂直に積載することにより、従来型と比べてチップ面積あたりの記憶密度が極めて高く構成されている。

キオクシアの強み③:将来性な需要の増加

半導体は現在、需要に供給が追いついていない状態です。

キオクシアの主力であるフラッシュメモリの分野においても、5G移行に伴うメモリ搭載容量の増加傾向によってスマホ向けの売上などが伸長しています。

今後もそのトレンドは継続する兆しを見せており、益々の経済的成長が見込まれます。

キオクシアが向いているのはこんな人

キオクシアが向いているのはこんな人

キオクシアの強みや特徴を踏まえると、キオクシアで働くのが向いているのは以下の人です。

  • 将来性のある会社で働きたい人
  • 革新的な技術開発に挑戦したい人
  • 仕事とプライベートを分けたい人
  • 地方で勤務したい人
  • 海外を拠点に活動したい人

将来性

半導体分野は年々超過需要の傾向にあり、将来性という面では安心が担保されていると言えます。

先述した通り、同社の強みであるフラッシュメモリもスマホ向けのニーズ増加により、今後も経済的成長が見込まれることとなるでしょう。

技術開発

キオクシアは、型にはまらない柔軟な発想と革新的なアイデアによって、長らく発展を遂げてきました。

自身もそんな技術者の一人として開発に携わりたいと志している方には、同社はうってつけの挑戦の場となるでしょう。

プライベート

キオクシアの平均残業時間は33.4時間/月と、同業社と比較しても特段低い数字ではありません。

しかし、有給休暇が取りやすく休日出勤もほとんど発生しないので、仕事とプライベートを日によってきちんと分けたいという方にはおすすめできると言えるでしょう。

地方勤務

キオクシアは世界的な半導体メーカーですが、意外にもその拠点となる工場は三重県に存在しています。

勤務地も三重や神奈川など地方が多いので、地域に貢献したい方や田舎が好きな方にはピッタリだと言えます。

海外勤務

キオクシアはキオクシアグループとして多くの子会社・関係会社を有しており、国内のみならず世界各国に拠点を構えています。

営業などでは出張や駐在の機会も多くあるので、海外で働きたい、持ち前の英語力を活かしたいという方には魅力的な企業となります。

キオクシアの企業研究まとめ

キオクシアの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

  • キオクシアは半導体売上高ランキング国内2位の半導体メーカー
  • NAND型フラッシュメモリで世界シェア2位
  • シェア率の高さ・技術力・将来性が強み
  • 有給が取得しやすく休日出勤も少ない
  • 勤務地は地方がメイン
  • グループ企業として海外にも多数の拠点あり

以上です。

キオクシアや半導体業界への就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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