ディスコ

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【ディスコの強みと特徴】後工程で世界トップの半導体製造装置メーカーを徹底解説

「ディスコへの就職・転職を考えているけど、実際どうなの?」

「そもそも何を作っている会社?」

「ディスコの強み・弱みは?」

「具体的な働き方や年収、残業時間、将来性が知りたい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。はくです。

2019年に大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

本記事では、半導体業界の優良企業紹介として「ディスコの特徴」を解説します。

この記事を読むとわかること

  • ディスコの企業情報
  • ディスコの働き方
  • ディスコの強み・弱み
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目次

ディスコの基本情報

はじめに、ディスコの基本情報は以下のとおり。

売上高2,841億円
営業利益1,104億円
営業利益率38.9%
海外売上比率8割以上
研究開発費199億円
設備投資費456億円
平均年収1,383万円
従業員数(単独)4,510人
連結従業員数5,990人
平均年齢38.1歳
勤続年数11.3年
残業時間42.5時間
本社東京
勤務地東京、長野、広島
初任給(学部卒/修士卒/博士卒)25.5万円/26.8万円/29.5万円

ディスコの特徴

つづいて、ディスコは何の会社かを具体的に説明します。

ディスコは、半導体の「後工程」に強い製造装置メーカーです。

半導体製造では、シリコンウエハーに膜を生成したり削ったりして回路パターンを形成していくプロセスを「前工程」、ウエハーをチップに切断しパッケージングして製品にするプロセスを「後工程」と呼びます。

ディスコの主力製品はこの後工程で使われる装置で、ウエハーを1つ1つのチップに切断するダイシングソー・薄く削るグラインダ・綺麗に磨くポリッシャの3つ。

それぞれで世界シェア1位を獲得しています。

また、各装置で必要となる消耗品の製造・販売もしており、安定した利益を稼げるのが特徴です。

ディスコの強み

ディスコの強み

ここからは、実際に半導体業界で働く僕が思うディスコの強みを解説していきます。

ディスコの強み

  • 圧倒的な市場シェア
  • 安定したビジネスモデル
  • 災害時のリスク分散

圧倒的な市場シェア

さきほど説明したように、ディスコは主力の3つの装置でそれぞれ世界シェア1位を獲得しています。

具体的に言うと、ダイシングソーがシェア7~8割、グラインダ・ポリッシャが6~7割です。

このように、後工程で圧倒的な市場シェアを獲得していることから、ディスコは営業利益率36.1%や平均年収1,383万円といった、高収益・高年収を達成できています。

安定したビジネスモデル

こちらもさきほど説明しましたが、ディスコは装置だけでなく、装置で使われる加工ツール(消耗品)も製造・販売しています。

具体的には、ウエハーを切断するブレードや、ウエハーを削るグラインディングホイールなどです。

たとえばブレードは、刃こぼれしたら交換が必要な消耗品のため、顧客の装置が稼働すればするほど販売が伸びます。

日経新聞の記事によると、「装置に比べて利益率が高く、コピー機やプリンターがトナーやインクで稼ぐビジネスモデルに近い。」とのこと。

このように、装置だけでなく、装置で使われる消耗品も一緒に販売することで、安定した利益を生み出せるのがディスコの強みです。

災害時のリスク分散

ディスコでは、研究開発を東京本社、生産を広島の呉工場と桑畑工場で担っていました。

一方で、2018年から第2の製造拠点として長野事業所を設立し、さらに2021年には新棟を竣工しています。

これによって、災害などで広島工場が停止した場合でも、長野工場で生産を補うことができ、リスク分散につながっています。

ディスコが向いているのはこんな人

ディスコに向いている人

ここまでの強みや特徴を踏まえると、ディスコで働くのが向いているのは以下の人です。

  • 年収を重視したい人
  • やりたい仕事に積極的にチャレンジしたい人
  • 福利厚生を重視する人
  • グローバルに働きたい人
  • 東京・広島・長野で働きたい人

年収

ディスコの2022年の平均年収は1,383万円と、半導体業界の中でも超高水準。

さらに、ボーナスは春・夏・秋・冬の年4回で、2022年は20.90ヶ月分支給されています。

ディスコ採用サイトによると、過去10年間のボーナス平均支給月数は12.40ヶ月とのこと。

年収を重視する方にはもってこいの企業です。

残業

年収が高い一方で、ディスコの残業時間は42.5h/月とかなり多め。

あとで説明する独自の制度や企業文化もあって、仕事に積極的な社員が集まっているということもありますが、残業時間を減らしたい方には向いていないかもしれません。

独自の企業文化

ディスコには、社員の自主性や積極性を引き出すユニークな社内制度がいくつかあります。

一例を挙げると、「Will」という社内通貨制度が使われており、これは貯まったWillを使って自分がやりたい仕事を選んだり、仕事で使う備品を購入できる制度です。

このWill制度によって、社員1人ひとりが自分の意志でキャリアデザインでき、結果的に社員の「やりがい向上」にもつながります。

福利厚生

社内制度だけでなく、ディスコでは、福利厚生も非常に充実しています。

たとえば、東京本社では、社屋の12〜14階が社員寮になっており、月額1〜2万円で住むことができます。

また、本社にはジムやプール、ヨガスタジオ、音楽室、室内ゴルフ練習場、などが併設されており、自由に利用可能。

製造拠点である広島、長野にも、魅力的な福利厚生が用意されており、働きやすい職場と言えます。

勤務地

ディスコの勤務地は、研究・開発拠点が東京の大森にある本社・R&Dセンター、生産拠点が広島県呉市にある呉工場・桑畑工場と、長野県にある茅野工場です。

総合職として就職した場合は、東京の本社勤務になるので、首都圏で働きたい方におすすめ。

グローバル企業

ディスコは海外売上比率が8割以上とグローバルに事業を展開しています。

「グローバルチャレンジ制度」が設けられており、社員が立候補して海外拠点に勤務することも可能です。

英会話レッスンやe-learningなどの研修制度も充実しています。

ディスコの企業研究まとめ

ディスコの企業研究まとめ

記事の内容をまとめます。

  • ディスコは後工程に強い半導体製造装置メーカー
  • ウエハーを切断するダイシングソー・薄く削るグラインダ・綺麗に磨くポリッシャの3つで世界トップシェア
  • ブレードやホイールなどの消耗品も製造・販売
  • 研究開発は東京本社、生産拠点は長野広島
  • 年収1,383万円・残業43.5時間
  • 独自の企業文化で社員のやりがいを引き出す

以上です。

ディスコへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

半導体製造装置メーカーで機械設計をしてます。

●年齢:30歳・社会人6年目
●目標:半導体業界の魅力を伝えること

「半導体業界のリアルな働き方」をテーマに、本業で学んだ内容を発信しています。
ツイッター・インスタグラムも毎日投稿しているので、ぜひフォローお願いします。

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